王毅氏がブリンケン米国務長官と会談
王毅中共中央政治局委員(外交部長)は27日、ラオス・ビエンチャンで米国のブリンケン国務長官と会談した。双方は中米関係の現状について意見交換を行い、各レベルで意思疎通を継続し、両国首脳がサンフランシスコ会談で形成した重要な共通認識をさらにしっかりと実行していくことで合意した。新華社が伝えた。
王氏は「過去3ヶ月間、双方の外交、財政・金融、法執行、気候変動対策チーム及び両軍は意思疎通を保ち、民間交流も増えてきた。だが、米側が中国封じ込め・抑圧から手を引かず、さらにひどくなってさえいることを指摘しなければならない。中米関係の抱えるリスクや試練は高まり続けており、依然として両国関係の悪化に歯止めをかけて安定化へと向かうための正念場にあり、絶えず方向性を修正し、リスクを管理・コントロールし、溝に適切に対処し、妨害を排除し、協力を推進する必要がある」と指摘。
「中国の対米政策は一貫しており、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンを堅持している。米側はバイデン大統領の約束を確実に実行し、理性的・実務的な対中政策に回帰するべきだ。双方は共に努力し、中米関係の安定的で健全かつ持続可能な発展を推進するべきだ」と表明した。
また「中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は、『さらなる改革の全面的深化、中国式現代化の推進に関する中共中央の決定』を採択した。我々は初心を堅守し、人々の幸福、民族の復興のために平和的発展路線を堅持し、人類運命共同体の構築を後押ししていく。米側がこの決定から中国共産党を読み解き、中国の現在と未来を読み解くことを希望する」とした。
ブリンケン国務長官は「米国は米中関係の安定化に積極的に尽力し、『一つの中国』政策を堅持しており、中国側と経常的な意思疎通を保ち、麻薬対策、人工知能(AI)などで引き続き協力を実施することを望んでいる。双方が溝を適切に管理・コントロールし、誤解や誤った判断を回避することを望む」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月29日
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