在日本中国大使館が「国際子供の日」イベントを開催

人民網日本語版 2024年06月04日15:17

在日本中国大使館は1日、6月1日の「国際子供の日」を祝うイベントを開催した。(撮影・許可)

在日本中国大使館は1日、6月1日の「国際子供の日」を祝うイベントを開催した。(撮影・許可)

在日本中国大使館は1日、6月1日の「国際子供の日」を祝うイベントを開催した。呉江浩駐日大使と丁玥夫人が第10回「大使杯」中国語朗読コンテストに参加した子どもたち、横浜山手中華学校と駐日大使館陽光学校の児童ら約200人を大使館に招待し、共に「子供の日」を祝った。施泳公使、日本華文教育協会の顔安会長、東京華僑総会の銭江麗子副会長、横浜山手中華学校の張岩松校長、日本で中国語教育に携わる人、大使館各局の責任者が出席した。人民網が伝えた。

中国語朗読コンテストの受賞者に書籍を贈った呉大使。(撮影・許可)

中国語朗読コンテストの受賞者に書籍を贈った呉大使。(撮影・許可)

呉大使はコンテスト参加者の代表に中国の歴史と文化を漫画仕立てで紹介する書籍を贈り、「中国語をしっかり勉強して、中日両国を結ぶ架け橋や使者になってほしい」と励ました。また、呉大使は華僑が次の世代の中国語教育を重視していることや日本で中国語教育に携わる人々の多大な努力を重ねていることに感謝し、「大使館はこれからも今までと同じように中国語教育事業の発展を支援し、中国人の子どもたちが小さい時から中国文化に根ざし、中華民族の魂を育むようにしていく」と述べた。

あいさつする施公使。(撮影・許可)

あいさつする施公使。(撮影・許可)

施公使はあいさつの中で、「在日本中国大使館は日本にある中国語教育機関の発展を力強く支援し、日本に暮らす中国人の子どもたちにより質の高い中国語教育を提供するよう努力する。中華民族の子孫が中国語をしっかり勉強して、5千年の歴史を持つ中国の優れた文化や現代の文明を伝え広めることを願う。また、日本の子どもたちが中国語学習を窓口として、本当の中国を深く理解することを願う。そして、両国の子どもたちが共に努力して、中日友好事業の後継者に育つことを願っている」と述べた。

あいさつする丁夫人。(撮影・許可)

あいさつする丁夫人。(撮影・許可)

丁夫人は子どもたちに「子供の日」のお祝いを述べ、「友好的、開放的な気持ちで新しい友達と交流し、中国語を架け橋として心の交流をし、大使館で楽しい忘れられない『子供の日』を過ごしてほしい」と語りかけた。

獅子舞に興味津々の子どもたち。(撮影・許可)

獅子舞に興味津々の子どもたち。(撮影・許可)

顔会長は、「大使館が『子供の日』を祝うイベントを心を込めて準備してくれたことに感謝する。大使館は海外で暮らす中国人にとって永遠に我が家のような存在だ。今日、中国人の子どもたちがその『我が家』で忘れられない『子供の日』を過ごすことは、大切な思い出になるだろう。華文教育協会はこれからも『大使杯』中国語朗読コンテストを着実に開催するよう努力し、日本で中国語教育を推進し、中華文化を広めていく」と述べた。

保護者代表としてあいさつした張宏傑氏は、「初めて子どもと一緒に大使館で『子供の日』イベントを体験できたことをうれしく思い、祖国の温かな心配りを身をもって感じた。日本に暮らす中国人として、これから子どもたちが母語を真剣にしっかり学び、中華文化を伝え広めていくよう教育に力を入れ、子どもたちが中日の友好促進に力を尽くす有用な人材になるように育てていく」と述べた。

子どもたちによる「明日はもっと良くなる」の合唱。(撮影・許可)

子どもたちによる「明日はもっと良くなる」の合唱。(撮影・許可)

呉大使夫妻は子どもたちと一緒にお祝いのケーキを食べ、中国のアニメ映画「雄獅少年/ライオン少年」を鑑賞し、中国式現代化成果展を見学した。会場となった大使館は楽しいムードと笑い声に包まれ、「子供の日」らしさがあふれていた。子どもたちは多彩なプログラムのパフォーマンスを披露し、陽光学校の児童は中国語教材「声律啓蒙」のスピーチを披露し、中国語の音とリズムの美しさを伝えた。コンテストの受賞者はオリジナル詩「中国大使館で国際子供の日を楽しく過ごす」を朗読し、「明日はもっと良くなる」を合唱し、祖国への愛と祝福の気持ちを表現した。華僑総会の次世代の中国人たちは現代詩「中国語はとても美しい」を朗読した。中華学校の児童が披露した京劇の一節は、発音が正確で節回しも滑らかで美しく、非常に聞き応えがあった。子どもたちによる獅子舞のパフォーマンスもあり、6頭の小さな獅子が生き生きと舞い踊ると、会場のお祝いムードは最高潮に達した。

オリジナル詩「中国大使館で国際子供の日を楽しく過ごす」を朗読する「大使杯」中国語朗読コンテストの受賞者。(撮影・許可)

オリジナル詩「中国大使館で国際子供の日を楽しく過ごす」を朗読する「大使杯」中国語朗読コンテストの受賞者。(撮影・許可)

オリジナル詩を朗読した荘雯汐さんは日本で生まれ育ち、今回初めて大使館でほかの中国の子どもと一緒に「子供の日」を祝い、新鮮な気持ちとうれしさでいっぱいになったという。「将来は中国の大学に入り、中国の悠久の歴史と文化をもっと学びたい」と話した。

睦新中文学校の侯艶妹校長は、「海外での中国語教育で最も重要なのは、『しっかり守る』ことと『続ける』こと。教師は中国語教育の現場をしっかり守り、子どもとその家庭は中国語学習を続けることが重要で、どちらが欠けてもだめだ。海外に暮らす中国人の青少年が中国語を学ぶことは、文化的アイデンティティと帰属意識を高め、中華の文化と伝統をより一層継承し広める上でプラスになる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年6月4日

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