習近平国家主席が東ティモールのホルタ大統領と会談

習近平国家主席は29日、国賓として中国を訪問した東ティモールのホルタ大統領と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。

習主席は「中国と東ティモールの伝統的な友好関係には長い歴史がある。国交樹立以来、両国は常に真摯に接し合い、助け合ってきた。これは政治制度、発展水準、歴史・文化の異なる国同士の相互尊重、平和共存、共同発展の模範だ。中国は東ティモールと共に、両国の包括的な戦略的パートナーシップが常に新たな段階へと進む後押しをし、両国民により良く幸福をもたらすことを望んでいる」と指摘。

「中国は東ティモールとともに、『3つのさらに高い』という目標へと向かい、両国関係の長期安定的発展を先導することを望んでいる」と強調し、「3つのさらに高い」目標として、（1）揺るぎなく支持し合い、さらに高い水準の両国関係を築く（2）互恵・ウィンウィンを堅持し、さらに質の高い実務協力を実施する（3）共同で「グローバル・サウス」事業を促進し、さらに高いレベルで多国間協力を実施し、平和共存五原則の精神を発揚し、国連や世界貿易機関（WTO）など多国間の場で協調・協力を強化し、平等かつ秩序ある世界の多極化、インクルーシブな経済のグローバル化を提唱し、人類運命共同体の構築を後押しするーーを挙げた。

また「中国は、中国ーポルトガル語諸国経済貿易協力フォーラム、国連食糧農業機関（FAO）などの枠組みで、東ティモールと二国間、三国間協力をさらに多く実施していきたい」とした。

ホルタ大統領は「東ティモールは中国との包括的な戦略的パートナーシップをさらに強化し、発展させ、食糧安全保障、インフラ整備などの分野で協力を強化し、東ティモールの国家発展実現への一助とすることを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年7月30日