国務院が「サービス消費の質の高い発展促進に関する意見」を通達

国務院はこのほど「サービス消費の質の高い発展促進に関する意見」（以下「意見」）を通達した。

「意見」は習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想を指導とし、中国共産党第20回全国代表大会（第20回党大会）、そして第20期中央委員の第2回・第3回全体会議の精神を全面的に徹底し、新たな発展理念を完全で正確に全面的に貫徹し、新たな発展構造の構築を加速させ、内需の拡大と供給側構造改革の深化を統合し、サービス業の開放を拡大し、サービスの品質向上、消費シーンの豊富化、消費環境の最適化に力を入れ、イノベーションによって消費の内に潜む原動力をかき立て、サービス消費の新たな成長源を育成し、経済の質の高い発展のために力強い支えを提供し、人々の個性化、多様化、高品質化するサービス消費のニーズによりよく応えることを目指している。

「意見」は6つの面・20項目の重点任務を打ち出した。

1）飲食・宿泊、家事代行サービス、介護・託児などの基礎型消費のポテンシャルを発掘する。

2）文化・娯楽、旅行、スポーツ、教育・研修、住宅サービスなど改善型消費の活力をかき立てる。

3）デジタル、グリーン、ヘルスケアなどの新型消費を育成し発展させる。

4）サービス消費の原動力を増強し、サービス消費シーンを革新し、サービス消費のブランド育成を強化し、サービス業への市場参入を緩和し、電気通信などの分野の開放を持続的に深化させる。

5）サービス消費の環境を最適化し、サービス消費の監督管理を強化し、信用できるコンプライアンス経営を行うよう誘導し、サービス消費の標準を整備する。

6）政策による保証を強化し、財税金融面の支援を強化し、人材による下支えを突き固め、統計・モニタリングのレベルを向上させる。

「意見」は、関係当局と各地はサービス消費の質が向上して人々に恩恵を与えることを目指した行動と、サービス消費シーズンの一連の消費促進キャンペーンを展開し、サービス消費のホットポイントを持続的に打ち出し、サービスの質向上を持続的に推進するとしている。

「意見」は各地、各当局、関係機関に対し、党中央と国務院の政策決定・計画を着実に実施し、各任務を着実に細やかに実施するよう推進し、サービス消費の質の高い発展を共同で促進することを求めている。（編集KS）

「人民網日本語版」2024年8月4日