【音声ニュース】 シェア自転車、サドルに「クールカバー」を使用
人民網日本語版 2024年08月08日11:02
真夏日に長時間日差しを浴びたシェア自転車は、うっかりすると焼けどしそうになるほどサドルの表面温度が高くなることが多い。こうした状況を受け、浙江省杭州市や北京市などの地域でこのほど、複数のシェア自転車企業が自社の自転車のサドルに銀色の断熱用「クールカバー」をかけた。試験結果によると、このカバーによってサドルの表面温度を約20度下げることができた。
強い日差しを浴びたサドルの温度は、最高でどれほどになるのだろうか。その答えは人々の想像を超えているかもしれない。陝西省西安市のネットユーザーは今年6月下旬、赤外線温度計を利用し、直射日光にさらされていたシェア自転車のサドルの温度測定を行った。当日の最高気温は35度だったが、サドルの表面温度は最高76.8度に達していた。
シェア自転車企業は通常、黒い色のサドルを使用している。同じ日照条件下では、黒い色の物体の光吸収率が最も高い。関連研究の結果によると、一部のシェア自転車企業がサドルをグレーに変更したところ、温度低下の効果が見られた。今回使用されたサドル用「クールカバー」は銀色で、光の吸収率がさらに低い。
色の面での工夫のほか、素材面でも工夫がなされている。「クールカバー」に採用されているポリマー素材は、高い断熱性を持っている。「クールカバー」メーカーの技術責任者は、「ポリマーは体積が大きい分子で構成され、主に分子間力によって結合している。この構造により、ポリマー素材は低分子化合物にはない特殊性能を備えている。高い断熱性もその一つだ」と説明している。
「人民網日本語版」2024年8月8日
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