陝西省西安で無人鉄道輸送システム「雲巴」が開通

人民網日本語版 2024年08月15日10:49

丈八四路駅付近を走行する「雲巴」。

丈八四路駅付近を走行する「雲巴」。

注目を集めていた陝西省西安市の無人鉄道輸送システム「雲巴(Sky Shuttle)」が、試験運転や調整、厳格なテストを経て、今月12日に正式に開通した。

カードをかざして自動改札機を通過する乗客。

カードをかざして自動改札機を通過する乗客。

西安市国家ハイテク産業開発区に建設された「雲巴」は、同市初の立体スマート交通システムで、比亜迪(BYD)が開発した100%独自の知的財産権と独立した走行権利を有する立体スマート交通システムを採用しており、スマートで、高い安全性と適応性、見た目に優れ、低コスト、騒音が小さいといった優位性を備え、中国が独自に開発した小規模軌道システムの空白を埋めている。

「雲巴」の車窓から西安市の景色を眺める乗客。

「雲巴」の車窓から西安市の景色を眺める乗客。

西安市の「雲巴」は全長約17.2キロで、全線が高架化されており、エリア内の陝西省図書館高新館区、華為(ファーウェイ)研究所、比亜迪を含む産業エリアと居住エリア70ヶ所以上をカバー。沿線の住民60万人が通勤やビジネス、レジャーなどの際に利用でき、移動が非常に便利になる。

車内の様子。

車内の様子。

「雲巴」の最高運行速度は80キロで、開通初期はラッシュ時間帯は3分半間隔で運行される。運行時間は午前6時から午後11時までで、22車両を投入。1車両当たりの定員数は約210人となっており、将来的には2分間隔で運行される計画となっている。

開通初期は、西安市の軌道交通の距離制運賃制度を採用し、初乗り運賃は2元(1元は約20.6円)で6キロまで乗車できる。その後は、6-10キロ以下3元、10-14キロ以下4元、14-20キロ以下5元となる。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年8月15日

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