AS700有人飛行船「祥雲」、初の応用シーンデモ飛行を実施

人民網日本語版 2024年08月02日13:37

中国航空工業集団によると、同集団傘下の航空工業特殊飛行器研究所が独自に開発したAS700有人飛行船「祥雲」が湖北省荊門市で1日、初の低空観光応用シーンデモ飛行を無事実施した。新華社が伝えた。

同飛行船は今回の飛行において、速度60km/h・巡航高度500mの状態で飛行した。その前にはさらに初の移行飛行試験、雨天試験、屋外での長時間連続係留試験を実施した。

低空観光以外にも、同飛行船はさらに「低空+輸送物流」「低空+スマート測量」「低空+緊急救助」「低空+都市安全」など複数種類のシーンの応用を実現できる。

同研究所の関係責任者によると、同飛行船の最大離陸重量は4150kg、最大航続距離は700km、最大航続時間は10時間、定員は10人(操縦士1人を含む)。推力ベクトル技術を採用し、短距離・垂直離着陸を実現し、主に空中遊覧、緊急救助、都市安全、航空物理探査に用いられる。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年8月2日

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