王毅氏、国際社会の対アフリカ協力に対する中国の3つの主張を提起

人民網日本語版 2024年09月07日14:30

王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は5日、中国アフリカ協力フォーラム(FOCAC)の現アフリカ側共同議長国であるセネガルのファル外相と、次期共同議長国であるコンゴ共和国のガコソ外相との共同記者会見で、中国内外の記者の質問に答えた。新華社が伝えた。

記者の「国際社会の対アフリカ協力をどう見ているか」という質問に対し、王氏は「中国アフリカ協力フォーラムは、今では国際社会の対アフリカ協力をリードする存在にまで発展した。現在では、他の国もアフリカへと視線を向け、アフリカを支援し、サポートすることを望んでおり、中国はこれを喜ばしく思っている」とし、国際社会の対アフリカ協力について以下の3つの主張を提起し、各方面との共通認識を図りたいとした。

(1)公正を堅持すること。現代化の実現は少数の国の特権ではなく、アフリカ諸国にも発展する権利がある。アフリカがかつて植民地となり略奪に遭ったことを踏まえると、先進国はとりわけ責任を担い、南北協力を強化し、アフリカの発展のためにより力を注いでいく必要がある。同時に、我々も引き続き南南協力を重視し、国際社会と力を合わせていく。

(2)平等であること。常にアフリカの声に耳を傾けるようにし、アフリカの人々が自身の発展の道を探すことを尊重し、上から見下したり、さらにはあれこれとあら探しをしたりするべきではない。

(3)実務性を提唱すること。一度言った約束は守り、行う以上は必ずやり遂げ、言行を一致させ、大言壮語するのではなく、着実な協力で、アフリカの人々に目で見て手で触れることのできる実際の成果をもたらす必要がある。(編集AK)

「人民網日本語版」2024年9月7日

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