新時代のグローバル・ガバナンスにチャンスをもたらした国連未来サミット
国連「未来サミット」が23日、2日間の日程を終えて米ニューヨークで閉幕した。王毅中共中央政治局委員(外交部部長)が習近平国家主席の特別代表として出席し、スピーチを行った。サミットでは、世界の未来の発展の青写真を描く「未来のための協定」が採択された。これは、国際ガバナンス体制を改革し、多国間主義を振興し、新たな時代において直面する多くの課題により良く対処することを目指すものだ。新華社が伝えた。
アナリストは「近年、世界は動揺が絶えず激化し、未曾有の課題に直面しており、各国は現行のガバナンス体制を見直す必要がある。多国間主義の立て直しを呼びかけた今回の未来サミットは、新たな時代におけるグローバル・ガバナンスにチャンスをもたらした」との認識を示した。各国の専門家や学者は、中国が未来サミットを旗幟鮮明に支持し、真の多国間主義を実際の行動によって深く実践し、より公正かつ合理的な国際秩序の構築に重要な貢献を果たしていることを指摘した。
ボストン大学グローバル開発政策研究センターは未来サミットについて「近年、先進エコノミーがグローバルな危機の中で団結した行動を欠いていることが、多国間主義に対する人々の信頼を損なっている。また、地政学的変動が多国間秩序をさらに破壊している。世界はより広い視野で未来の多国間主義を再建する方法を見極めるよう呼びかけており、未来サミットは独自の機会を提供した」と論じた。
中国は未来サミットを旗幟鮮明に支持し、未来サミット及びその成果文書の採択に積極的な役割を果たし、実際の行動によって、出席した発展途上国の代表から高く評価された。多くの国の人が、中国が国際協力の重要な場を構築すべく尽力し、発展途上国と各分野で実務的協力を推進し、真の多国間主義を深く実践し、グローバル・ガバナンス体制のより公正かつ合理的な方向への発展を推進するべく力を捧げてきたことを指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年9月25日
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