中国、太陽電池の研究でブレイクスルーを達成

人民網日本語版 2024年10月16日15:26

南京大学が15日に明らかにしたところによると、同大学の譚海仁教授のチームと任爍光能(蘇州)有限公司が製造した1.05平方cmのオールペロブスカイトタンデム太陽電池の定常状態の光電変換効率が28.2%に達し、同サイズのオールペロブスカイトタンデム太陽電池の世界記録を更新した。関連成果は国際的権威のある「Solar Cell Efficiency Tables」に収録された。研究成果は14日、国際的学術誌「ネイチャー」に掲載された。科技日報が伝えた。

譚氏のチームは近年、0.05平方cmの小面積のオールペロブスカイトタンデム太陽電池の製造でブレイクスルーを続けており、その光電変換効率は最高30.1%に達した。しかし、1平方cm以上の大面積のオールペロブスカイトタンデム太陽電池の光電変換効率は依然として、ペロブスカイトタンデム太陽電池の産業化の妨げになっている。

譚氏は、「28.2%は現在、このサイズのオールペロブスカイトタンデム太陽電池における最高の変換効率だ。この研究はタンデム電池面積拡大製造プロセスにおける効率低下という重要な技術的難題を解決した。これはオールペロブスカイトタンデム太陽電池の産業化を推進することになる」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年10月16日

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