中国の地震工学分野初の国家重要科学基盤施設が運用開始
人民網日本語版 2024年11月06日14:03
中国の地震工学分野初の大型地震工学シミュレーション研究施設が5日、国の検収に合格し運用を開始した。これは中国の地震工学分野初の国家重要科学基盤施設で、記録が残っているすべての地震活動をリアルに再現し、地震による構造物の破壊状況を観測・分析できる。また、重要プロジェクトの建造物の自然災害耐性向上と災害リスク低減のために限界状態を研究する手段を提供する。科技日報が伝えた。
この大型地震工学シミュレーション研究施設は天津大学北洋園キャンパスに位置し、総建築面積は7万6000平方メートル。プロジェクトは2019年10月着工し、5年を経て、世界最大の台面サイズと耐荷重量を持つ地震シミュレーション振動台と世界初の移動式水中振動台アレイを完成させた。
この研究施設には主に地震工学シミュレーション試験システム、高性能計算・スマートシミュレーションシステム、試験関連・共有システムの3つのシステムが含まれる。水利工学、土木工学、船舶・海洋工学、力学、制御科学・工学、機械工学、精密機器科学、コンピューター科学、材料科学・工学、防災安全など多くの学科・分野に関わっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年11月6日
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