中国初の1億パラメータ数の地震波大規模言語モデルを発表

人民網日本語版 2024年07月30日16:16

「諦聴」地震波大規模言語モデルが28日、四川省成都市で発表された。同モデルは国家スパコン成都センター、中国地震局地球物理研究所、清華大学が共同開発したもので、初の1億パラメータ数の地震波大規模言語モデルだ。新華社が伝えた。

成都スパコンセンター運営管理有限公司の郭黎会長は、「当センターと中国地震局地球物理研究所は2023年9月に協力し、『地球大規模言語モデルイノベーション応用共同実験室』を建設し、清華大学、中国科学院地質・地球物理研究所と共同で『諦聴』地震波大規模言語モデルのトレーニングを開始した。『諦聴』データセットは中国初で、現在中国内外で最大規模で、サンプルの種類と注釈が最も包括的な地震学専門AI(人工知能)トレーニングデータセットの一つだ。実験室の研究者は半年以上にわたり『諦聴』データセットを利用し、初の1億パラメータ数の地震波大規模言語モデルを取得した」と説明した。

国家スパコン成都センターの王建波常務副センター長は、「『諦聴』地震波大規模言語モデルは中小の地震波モデルの性能ボトルネックを打破し、地震ビッグデータスマート処理能力、情報マイニングのレベル向上に対して重要な意義を持つ。国家スパコン成都センターは現在、AI技術の防災・減災やスマートシティなどの分野における応用と発展を加速させている。同モデルはすでに使用可能で、10億パラメータ数のバージョンは8月にプレトレーニングを完了する予定だ。同モデルは将来的に鉱山地震のモニタリング、都市地下空間構造の調査、海底地震のモニタリングなど複数の分野で活用できる」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年7月30日

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