今年もダブル11間近の輸入博「博覧会に来場、商品は世界中へ販売」
中国国際輸入博覧会(輸入博)は毎年、ダブル11(11月11日のネット通販イベント)に近い時期に開催される。複数のECプラットフォームとサービスプラットフォームは輸入博を事業展開のきっかけにし、輸入博の中で海外ブランドの展示即売をする輸入の「高速道路」を構築する。今年の第7回輸入博では、数多くの業者が来場者に商品を説明しながら、ライブ配信を行い、越境ECプラットフォームを通じて「人は博覧会に来場、商品は世界中へ販売」を実現していた。
(撮影・諸葛瑞鑫)
天猫国際(Tmallグローバル)は輸入博で100件を超える世界初公開の新製品を発表し、米国、英国、フランス、日本など海外から100近くの新ブランドが連携して出展し、天猫で中国第1号店を開設し、これを中国市場進出の最初の拠点とした。
京東国際が発表した「2024年中国越境輸入消費トレンド白書」によると、中国の越境輸入EC産業はすでに高度化の発展段階にさしかかっており、消費者の80%以上が輸入商品の購入に興味を示しているという。輸入博の会期中、京東のネットスーパーの京東超市は大口の契約を結び、2025年に華東食品有限公司と提携してオーストラリア食肉加工処理大手TEYS(ティーズ・ブラザーズ)から総額5000万ドル(1ドルは約153.1円)に達する牛肉製品を調達することが決まった。
ショート動画プラットフォーム・快手傘下の越境ECはアリババグループの物流会社「菜鳥」と連携して複数のライブ配信パーソナリティを招き、輸入博展示ブースで越境ライブ配信を複数回行い、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、デンマーク、カナダ、フィンランド、シンガポールのナショナルパビリオンの責任者と双方向のやりとりをしながら、海外の優れた商品の情報を会場から世界中へ発信した。
ソーシャルコマースプラットフォームの小紅書は今回の輸入博会期中に海外ブランドの購買意欲を植えつけることに関するデータを発表した。それによると、今年10月末現在、小紅書プラットフォームで購買意欲を植えつけることを行った海外ブランドは22年の3倍に増えており、購買意欲を植えつけることを取り巻く経済は海外ブランドが中国市場を理解し、中国市場でより広く受け入れられるためのルートの一つになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年11月11日
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