全国少数民族伝統体育運動会が間もなく海南省三亜市で開催

人民網日本語版 2024年11月19日15:24

今月22日から30日までの9日間、第12回全国少数民族伝統体育運動会が海南省の三亜市で開催される。地域によって四季も異なる中国全土の56民族の選手約1万人とゲストが、はるばる海南省にやって来て、南海のビーチで一堂に会し、南国情緒を楽しむことになる。新華社が報じた。

第12回全国少数民族伝統体育運動会の聖火リレーが海南省の三亜市で開催され、沿道の観衆とハイタッチする聖火リレーのランナー(11月17日撮影・孫凡越)。

第12回全国少数民族伝統体育運動会の聖火リレーが海南省の三亜市で開催され、沿道の観衆とハイタッチする聖火リレーのランナー(11月17日撮影・孫凡越)。

海南島は、中華民族にとって、四季を通じて花を楽しむことができる地となっている。また三亜市は中国で唯一の熱帯ビーチリゾート都市となっている。同市では熱帯雨林や美しい海の風景を楽しむことができるほか、冬でも温暖で、そよ風が吹き、屋外で過ごすのに非常に適している。こうした地域や都市、気候、資源などの特徴を誇る三亜市ではスポーツも盛んにおこなわれている。

三亜市でサーフィンを楽しむサーファー(5月21日撮影・張麗芸)。

三亜市でサーフィンを楽しむサーファー(5月21日撮影・張麗芸)。

海南省は、漢族のほか、黎(リー)族、苗(ミャオ)族、回族など多民族が居住する省で、少数民族の人口は174万500人。省の総人口の17.68%を占めている。

今回の運動会では、南国らしい競技「ヤシの木早登り」が新設された。海南省でヤシの実を収穫するために木に登るという作業に着想を得ており、独特の地域文化を反映しているほか、楽しく競技性の高い競技となっている。黎族の女性・陳巧翠さんは、「ヤシの木に登るというのは、海南省の人々の得意分野。この競技がとても楽しみ」と話す。

今回の運動会は、海南省発足以来、開催された最高規格で、最大規模の総合競技大会となる。(編集KN)

「人民網日本語版」2024年11月19日

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