海南省には早くも春節旅行ブームが到来? 島を周遊するドライブ旅行が人気に
2025年の祝祭日スケジュールの一部がこのほど発表されると、旅行ECプラットフォームでは2025年の春節(旧正月、2025年は1月29日)連休期間の航空券の検索件数が1.7倍増となった。春節連休の旅行予約数全体を見てみると、海南省三亜市、上海市、北京市などが特に人気が高い国内目的地となっている。
海南省の関係当局がまとめたデータを見ると、2024年1-7月に同省が受け入れた中国内外の観光客は延べ5763万4400人で、インバウンド観光客は前年同期比228.1%増の延べ57万9000人だった。
旅行商品や旅行サービスなどの総合的な供給レベルが最適化と高度化を続けたことにより、海南省の観光市場には人気と消費の両方がアップする状況がもたらされ、活力に満ちるというこれまでにない局面を迎えた。同時にこのことが海南の観光産業が上昇傾向をキープするための重要な推進力にもなっている。
なかでも島を周遊できる観光道路が重要な役割を果たしている。
海南島周遊観光道路は海南島の沿岸に沿って走る道路で、2023年12月18日に全線が開通した。主要道路の総延長距離は約1000キロメートルに達し、海口、文昌、琼海、万寧、陵水、三亜、楽東、東方、昌江、儋州、臨高、澄邁の沿海12市・県と国家レベル開発区を結び、沿線の観光タウン9ヶ所と観光景勝地・リゾート地約50ヶ所を有機的に結び付けている。
海南島周遊観光道路は島を一周する高速鉄道と高速道路、国・省レベル幹線道路等を有機的に結び付け、海南省における「スピーディな移動でゆったり楽しむ観光」という観光交通システムを構築すると同時に、ドライブ旅行といったニーズの動向を含む、現在のレジャー・観光ニーズにも合致している。
最新のドライブ旅行に関する報告によると、中国のドライブ旅行市場は2024年、急成長を続けており、夏休みシーズンにはその人気が同期比62%高まり、市場規模は延べ46億人を超え、国内旅行者数に占める割合は78%以上に達するとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年12月4日
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