移動式充電ロボットが「出勤」 新エネ車の充電問題の解決をサポート
写真提供・新華社
ロボット技術と自動運転技術がますます成熟するのにともない、移動式充電ロボットの応用によって、一部シーンにおける新エネルギー自動車の充電待ち、場所・電力容量の制限などの難題が解決される見込みだ。
移動式充電ロボットにはエネルギーの蓄積、自動運転の機能があり、場所を取らず、小回りが利くなど多くの優位性が備わり、応用シーンが広く、今後の市場には極めて大きな可能性がある。
ハイレベル工業の大まかな統計によると、中国国内には移動式充電ロボットの市場に参入した企業が計39社あるという。
電池大手の国軒高科は今年、傘下のブランド「易佳電」の移動式充電ロボットを1千台以上投入し、国内30都市をカバーしており、高速道路サービスエリア、公共充電スタンド、商業施設の駐車場、企業・機関の駐車場、空港の高速鉄道駅、マンションなど複数の応用シーンがある。
ロボットを手がける億嘉和科技股份有限公司の取締役秘書室の関係者によると、「充電ロボットのシェアリング」は企業の充電システム・スマートシェアリングのソリューションにおける重要設備として、新エネ車と充電ポールが1つの駐車エリアで自在にマッチングできるようになり、空間的には「車がマッチできるポールを探す」状態から「ポールが車の所へ行く」状態へ、時間的には「車がポールの空くのを待つ」状態から「ポールが車の来るのを待つ」状態へ変わることになる。車とポールが分離する、動いている状態と待っている状態が分かれる、100%カバーが実現するなどの特徴がある。
中国のコンサルティング会社の科方得シンクタンクで研究責任者を務める張新原さんは、「充電ポール業界の構造を見ると、従来型の充電ポールが今なお主流で、充電ロボットなど移動式充電ポールは従来型を効果的に補完することができる。ますます多くの企業が新製品を相次いで開発する状況の中、移動式充電ロボット市場はこれから急速な成長を遂げるだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年12月17日
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