「氷雪経済」が盛り上がる中国、7割超の回答者が「氷雪観光」に積極的
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氷と雪の世界を観賞したり、「氷雪アクティビティ」を楽しんだり、「氷雪スポーツ」を体験したりする「氷雪観光」はますます盛り上がりを見せており、多くの人々にとって「氷雪都市」がこの冬の旅行における第一の選択肢となっている。最近行われた1007人を対象とした調査では、84.7%の回答者が「『氷雪観光』の魅力はますます強まっている」と答えた。
武漢在住で1990年代後半生まれの周萌さんは、最近ハルビンを訪れ、「氷雪大世界」を満喫した。周さんは「以前、ネットで哈爾浜(ハルビン)に関する多くの投稿を見た。特に冬になると、さまざまな氷の彫刻や氷と雪のアクティビティが魅力的で、この氷雪都市への憧れが湧いてきた」と述べた。
北京在住で2000年代生まれの李雲成さんは、スキーヤー歴はそれほど長くはないが、2022年の北京冬季五輪で氷雪スポーツの魅力を知り、すっかり「ハマった」という。
回答者が最も体験したい氷雪アクティビティは「氷灯籠や氷彫刻の観賞(65.4%)」で、「氷の滑り台やアイスカー(56.0%)」「氷雪テーマパーク(53.3%)」が続いた。ほかには「スキーやアイススケートなどのスポーツ(48.5%)」「氷雪観光祭など文化イベント(42.9%)」「氷の家や氷雪がテーマのレストラン(34.6%)」などが挙げられた。
広州市在住で1990年代後半生まれの許源さんは、春節(旧正月、2025年は1月29日)後に新疆旅行を計画している。許さんは、「東北地方と比べて、冬の新疆はそれほど人気ではなく、観光のオフシーズンなので、よりコスパが高い。新疆は広大で奥が深く、美しい自然景観が多く、冬に訪れると違った美しさを見ることができる」と話す。許さんは、氷雪観光の人気が高まるにつれ、「隠れた名所」的な知る人ぞ知る「氷雪都市」に注目が集まり、もっと多くの人が訪れるようになると考えている。
調査では、71.2%の回答者が「氷雪を目的にその町に行く」と回答。さらに分析すると、「行く」と答えた割合がより高かったのは、年代別では1990年代後半(78.8%)、居住地別では「一線都市」(74.7%)だった。
回答者の性別は男性が36.9%、女性が63.1%。世代は2000年代生まれが8.9%、1990年代後半生まれが25.7%、1990年代前半生まれが41.7%、1980年代後半生まれが13.8%、1980年代前半生まれが7.6%、その他が2.3%。居住地は「一線都市」が39.2%、「二線都市」が39.8%、「三・四線都市」が18.6%、県城(県都)や町が1.9%、農村が0.5%。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年1月24日
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