山西省の仮想発電所、総容量が200万kWを突破

人民網日本語版 2025年01月24日08:41

山西電力市場に参加する仮想発電所(VPP)の事業体が増えたことにより、その集約容量は201万3800キロワット(kW)まで増加し、山西省の仮想発電所の規模は正式に「百万kW」レベルに達したことが1月20日、国網山西省電力公司への取材で分かった。科技日報が伝えた。

仮想発電所とは、従来の意味での実体の発電所ではなく、工場やボイラーを持っておらず、電力も生産せず、ただ電力を送電するだけで、まるで「電力の総管理人」のように、さまざまな分散型エネルギー資源、調整可能な負荷、エネルギー貯蔵システムなどを統合して「仮想発電機」を作り出し、デジタル技術を通じてこれらの分散資源の発電状況と電力消費状況をリアルタイムで把握する。そして、電力スポット市場の需要や価格シグナルに基づいて、仮想発電所の出力と消費を正確に調整する。この「発電プロセス」はスマートな「アルゴリズム」に依存している。

近年、山西省では仮想発電所の建設を通じて、数が多く、広く分布する単体規模が小さい需給側の資源をまとめることで、電力取引と負荷調整の量と価格を提示する方式で毎日参加する。これにより、新エネルギーの利用、送電網のスマートなバランス調整などにおいて積極的な役割を果たし、電力供給の確保とエネルギートランスフォーメーションに対する強力な支えとなっている。(編集SC)

「人民網日本語版」2025年1月24日

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