無形文化遺産「寮歩豆醤」とカフェのコラボ 広東省東莞

人民網日本語版 2025年03月04日15:54
無形文化遺産「寮歩豆醤」とカフェのコラボ 広東省東莞
3月2日、広東省東莞市の「又一味醤園」にある「醤コーヒー」カフェ(写真著作権はCFP視覚中国が所有のため転載禁止)。

広東省東莞市の無形文化遺産である「寮歩豆醤」(豆醤は大豆を使って作るペースト状の調味料)は、豊かな地域的特色と伝統文化の特性を備えている。住民の生活水準が向上し、嗜好が変化するにつれて、「寮歩豆醤」の8代目継承者である梁永楷さんと韓子翔さんは2023年、同市の「又一味醤園」に「醤啡」(COFFEE@SAUSCE)というカフェを開店し、より多くの若者から注目を集め、そのニーズに応えている。伝統的な「醤」の製造技術を継承しつつ、製品と製法のイノベーションを積極的に模索。これまでの寮歩豆醤の製造技術をベースに、「醤コーヒー」、「醤油アイス」、「豆醤エッグタルト」、「無塩醤油」などのシリーズ製品を続々と生み出した。「又一味醤園」は、無形文化遺産である伝統的な「醤」文化を人々に深く知ってもらうことを目的に、無形文化遺産「醤香」を体験する一連のイベントを行っている。参加者は、又一味の継承者の案内のもと、醤文化展示ホールや醤園の天日干し場を見学し、聴覚・視覚・嗅覚を通して醤の天日干しプロセスを体験し、豆醤の発酵状況や形態を間近で観察できる。また、寮歩豆醤の無形文化遺産ドキュメンタリーを鑑賞することで、寮歩豆醤の歴史や製造工程を深く理解し、実体験を通して寮歩という無形文化遺産の独特な魅力を実感することができる。(編集KM)

「人民網日本語版」2025年3月4日

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