中国が「体重管理年」3年行動を実施へ

人民網日本語版 2025年03月10日16:26

第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の民生をテーマにした記者会見で、中国国家衛生健康委員会の雷海潮主任は、「『体重管理年』3年行動を実施し、健康的なライフスタイルを普及させ、慢性疾患の予防・治療を強化する」と発表した。

雷主任は、「現在、中国の国民の健康に危害を加えている一番のリスクファクターと疾患は、慢性の非感染性疾患だ。慢性の非感染性疾患の原因となるたくさんの要素、例えば体重増加は、個人のライフスタイルや飲食、運動習慣などと密接に関係している」と指摘した。

体重が増加すると、高血圧や糖尿病、心臓・脳血管疾患、脂肪肝が起きやすい。さらに、一部のがんも体重増加と一定の関係がある。そのため、国民一人ひとりが、自分の「健康管理士」になることは非常に重要だ。

雷主任は、「慢性疾患の予防・管理、体重管理のためには、予防と治療を結び付けることを重視し、患者個人に合わせたサービスを提供しなければならない。ウエストが太すぎたり、過体重であったり、慢性疾患を患ったりしている場合は、専門医や専門の医療機関の助けが必要だ。当委員会は、医療衛生機関が体重に的を絞った診察外来を設置するよう導くことで、体重をめぐる問題に悩んでいる住民に、優れた相談環境とプラットホームを提供する」と説明した。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年3月10日

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