中国が住宅建設に関する国家標準発表 4階以上の住宅にエレベーター設置義務付け

人民網日本語版 2025年04月02日10:08

より質の高い住居で暮らしたいという国民のニーズに応えるべく、中国住宅・都市農村建設部(省)は3月31日、国家標準「住宅プロジェクト規範」を発表した。

新規範は、新たに建設する住宅の1階あたりの高さについて、3メートル以上で、4階以上の住宅にはエレベーターを設置しなければならないと規定している。求められる壁や床板などの防音性能が高くなり、玄関ドア、バスルーム・トイレのドアの横幅が広くなり、バルコニーなどに設置する手すりの高さも高まっている。そして、公共モバイル通信の電波が共有スペースやエレベーターのかごの中もカバーするほか、エアコンの室外機を専用スペースに設置しなければならない。さらに、気候区別の暖房供給施設やエアコン施設設置に関する要求なども規定している。新規範は今年5月1日から施行される。

キーワードその1「エレベーター」

これまでは7階以上の住宅にエレベーターを設置するようにと規定されていたものの、新標準は、4階以上となった。そして、各単元ごとに少なくとも1台のエレベーターを設置しなければならないとしている。

新標準は、高齢者のニーズを満たすことができる。また、移動や重い荷物の運搬もしやすくなるほか、医療救護の際にも便利になる。さらに、エレベーターを後付けするのが困難という問題が生じるのを避けることもできる。

キーワードその2「高齢者向け仕様」

新標準は主に高齢化社会を念頭に置いており、高齢者のニーズを満たすべく、設計の面でさまざまな要求が設けられている。例えば、室外には、繋がっているバリアフリーの通路を設置しなければならないほか、室内のバスルーム・トイレの便器や入浴器具の横に、手すりを設置するか、設置できるスペースを残しておかなければならない。また、床は滑り止め性能を備え、バスルーム・トイレのドアは、人がドアの前で倒れたため、ドアが開けられず、救出できないという状況がおきるのを避けるため、押すタイプのドアの場合、引くタイプや引き戸に変更したりできるスペースを残しておかなければならない。

キーワードその3「騒音」

新標準は、多くの人が長年関心を寄せている騒音の問題に合わせて、騒音や防音の基準値を定めている。例えば、寝室やリビングに隣接している部屋との間にある壁、床板の防音性能に対する要求が高くなっており、75デシベル以下から、65デシベル以下に変更されている。また、エレベーターやポンプなどの音が設備から室内に伝わる建築設備の固体伝搬音の基準値が初めて定められた。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年4月2日

注目フォトニュース

関連記事