有人宇宙船「神舟20号」の宇宙飛行士3人が決定

中国の有人宇宙船「神舟20号」有人飛行ミッションに関する記者会見が4月23日午前に酒泉衛星発射センターで開かれた。広報担当者の発表によると、乗組員は、陳冬宇宙飛行士、陳中瑞宇宙飛行士、王傑宇宙飛行士の3人で、陳冬飛行士が船長を担当することになる。中央テレビニュースアプリが伝えた。

陳冬飛行士は、これまでに「神舟11号」および「神舟14号」の有人飛行ミッションを遂行した経験があり、2年ぶりに再び船長を務めることになる。

陳中瑞飛行士と王飛行士は、いずれも中国第3陣の宇宙飛行士で、今回が初の飛行ミッションとなる。陳中瑞飛行士は選出される前は空軍のパイロットで、王飛行士は中国航天科技集団有限公司宇宙技術研究院のエンジニアだった。

現在、ミッションに関連する各種準備作業は着実に進められており、今回の打ち上げミッションを担うキャリアロケット「長征2号F遥20」にはまもなく推進剤が注入される予定だ。「神舟20号」の宇宙飛行士チームは、「中国宇宙の日」である4月24日に宇宙へと出発する。

ミッション総指揮部の研究決定に基づき、「神舟20号」は北京時間4月24日午後5時17分の打ち上げを予定している。（編集ES）

「人民網日本語版」2025年4月23日