海南省で開催のドラゴンボートレースに外国人が参戦

人民網日本語版 2025年06月04日15:51

端午節(端午の節句、今年は5月31日)には、海南省の各地で、ドラゴンボートレースが開催され、最も注目を集めるイベントとなった。また、これらのドラゴンボートレースには外国人も参加しており、特に注目を集めていた。人民網が伝えた。

2025年三亜市ドラゴンボートオープンチャンピオンシップに参加した外国人たち(写真提供・主催者)。

2025年三亜市ドラゴンボートオープンチャンピオンシップに参加した外国人たち(写真提供・主催者)。

5月31日午前、2025年三亜市ドラゴンボートオープンチャンピオンシップが三亜河で開催され、男子の部と男女混合の部の400メートル直線コースの試合が行われた。地元のドラゴンボート強豪チームや澳門(マカオ)新華学校中学生ドラゴンボートチームのほか、外国人選手で構成されている欧州・アフリカ・アジア国際チームとHelloSanyaチームなど、計18チームが出場した。

ドラゴンボートレースに参加したHelloSanyaチーム(写真提供・主催者)。

ドラゴンボートレースに参加したHelloSanyaチーム(写真提供・主催者)。

HelloSanyaチームの外国人メンバーのほとんどは、国際通信関連の仕事に就き、三亜市に3年以上暮らしている。

もう1つの外国人チームである欧州・アフリカ・アジア国際チームのメンバーは、欧州・アフリカ・アジアの十数ヶ国から来た外国人で構成されており、三亜市で外国語教師やソーシャルメディアのブロガーなどをしているほか、三亜学院で学ぶ留学生もいた。今回は、中国の伝統的なスポーツであるドラゴンボートレースをきっかけに、知り合ったのだという。

三亜河で、ドラゴンボートを漕ぐ外国人たち(写真提供・主催者)。

三亜河で、ドラゴンボートを漕ぐ外国人たち(写真提供・主催者)。

欧州・アフリカ・アジアドラゴンボートチームのメンバーのデービッドさんは米国人。2018年から三亜市で働いているという。デービッドさんは、「以前、三亜河の川辺でドラゴンボートレースを観戦したことがある。これは、とてもアグレッシブなスポーツだ。国際チームも参加することができると知って、迷うことなく申し込んだ。ドラゴンボートレースに参加するのは3回目で、このスポーツが大好き。特に、チームメイトが『ファイト』と叫ぶ声を聞くと、強い一体感を覚える」とした。

取材に応じる2025年三亜市ドラゴンボートオープンチャンピオンシップに参加した外国人(写真提供・主催者)。

取材に応じる2025年三亜市ドラゴンボートオープンチャンピオンシップに参加した外国人(写真提供・主催者)。

同じく5月31日に、海口市の海甸渓(世紀大橋ー人民橋区間)で開催された2025「海口杯」端午国際ドラゴンボート招待レースにも、多くの外国人が参加していた。中国国内外から来た40チームは、オープン戦1000メートル、地元の部500メートル、民間の部200メートルの直線コースで、熱戦を繰り広げた。海口市で開催されたドラゴンボートレースに国際チームが参加するのは今回が初めてで、海口市の地元のチーム、広西壮(チワン)族自治区や広東省といった地域の強豪チームのほか、マレーシア、シンガポール、フィリピンなどから来た外国人で構成された国際チームも参加し、国際色豊かなイベントとなった。(編集KN)

2025「海口杯」端午国際ドラゴンボート招待レースの様子(写真提供・主催者)。

2025「海口杯」端午国際ドラゴンボート招待レースの様子(写真提供・主催者)。

「人民網日本語版」2025年6月4日

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