2ヶ月以上の「逃亡生活」経て、カピバラの「豆包」ついにお縄に!

人民網日本語版 2025年06月04日16:10

江蘇省揚州市茱萸湾景勝区管理処が発表した情報によると、今月3日夜中2時、2ヶ月以上にわたり「逃亡生活」を続けていた同景勝区内の動物園で飼育されていたカピバラの「 豆包」が、捕獲器の仕掛けにかかり、無事捕獲されたという。

飼育員によると、「豆包」は2ヶ月もの逃亡生活となったにも関わらず、その体重は減るどころか、むしろ500グラム以上も増えており、毛並みも毛艶も良くなっていたという。これで、共に脱走し、すでに捕獲されていた「霸総」と「躲躲」も加え、ようやくカピバラ3匹が勢ぞろいした。

今回の「カピバラの脱走」に関しては、同景勝区管理処が5月11日午前に、景勝区内の動物園で飼育されていたカピバラの「豆包」が今年4月3日に「脱走」して、40日間が過ぎた現在もまだ見つかっていないため、懸賞公告を出したと報道されていた。

公告によると、4月3日早朝、「豆包」は「霸総」と「躲躲」と共に「脱走」。その後、「霸総」と「躲躲」はしばらくして捕獲されたものの、「豆包」だけ「逃亡生活」を続けていた。公告で茱萸湾動物園は、「豆包」に関する有力な情報を提供した人には、入園券1枚を進呈するとしたところ、ネットユーザーから「最もケチな動物園」と突っ込まれ、ネット上で大きな話題となった。

その後、茱萸湾動物園は5月12日に、入園券1枚に加えて、米1袋と、卵1箱を進呈するとし、5月16日にはさらに、冷凍の揚州チャーハン10人前、ギフト用包子(中華まんじゅう)2箱、限定版の関連グッズ8点、生涯無料で入場できる家族カードを加え、「報酬追加はこれで最後」としていた。

結局、「豆包」は自ら罠にかかり、お縄となったことをうけ、ネットユーザーからは、「豆包のおかげで、園長は報酬のための経費を削減できた」と突っ込むコメントが寄せられている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年6月4日

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