女性たちの「長い髪」で人気観光地となった瑶族の集落　広西

広西壮(チワン)族自治区竜勝各族自治県の山奥には、「天下第一長髪村」と呼ばれる瑶(ヤオ)族の集落・黄洛瑶寨があり、女性たちの髪が天下一長い村として人気観光地となっている。人民網が伝えた。

紅瑶の伝統衣装を着て川辺で長い髪を梳く女性たち。（撮影・雷琦竣）

髪を結う紅瑶の女性。（撮影・雷琦竣）

紅瑶は竜勝各族自治県に住む瑶族の支族で、女性が赤を基調とした服を着ていることからそう呼ばれるようになった。紅瑶には、女性が髪を長く伸ばす風習がある。腰まで伸ばしている女性もいれば、自分の身長よりも髪のほうが長いという女性もいる。長い髪は美しさの象徴であり、文化として1千年以上受け継がれてきた。黄洛瑶寨は近年、紅瑶の伝統文化を活用して、観光業を大々的に発展させ、紅瑶の民俗・文化を紹介するパフォーマンスが大人気となっている。

切った髪や洗う時に抜けた髪を保管して大切に扱う紅瑶の女性。（撮影・雷琦竣）

黄洛瑶寨の長い髪の文化は、黄洛瑶寨の文化観光市場を広げているほか、産業の成長ポイントにもなっており、山奥の村に新たな活力をもたらしている。

年齢によって変わる紅瑶の女性の髪型。（撮影・雷琦竣）

髪をきれいに結って川辺に並ぶ紅瑶の女性。（撮影・雷琦竣）

（編集KN）

「人民網日本語版」2025年7月14日