中国国家インターネット情報弁公室、演算チップのセキュリティリスクめぐり米NVIDIA社に説明求める
人民網日本語版 2025年08月01日16:28
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中国国家インターネット情報弁公室は7月31日、米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)に対し、演算チップ「H20」の脆弱性および「バックドア(不正アクセスの裏口)」によるセキュリティリスクについて、NVIDIA社に説明を求めた。
報道によると、最近、NVIDIAの演算チップには深刻なセキュリティ上の問題が存在することが明らかになった。これに先立ち、米議員が米国から輸出される先端チップに「位置追跡機能」を搭載するよう呼びかけた。米AI分野専門家によると、NVIDIAの演算チップは「位置追跡機能」と「遠隔シャットダウン機能」ともにすでに成熟しているという。
同弁公室によると、中国のユーザーのサイバーセキュリティ、データセキュリティを守るため、中国の「サイバーセキュリティ法」、「データセキュリティ法」、「個人情報保護法」の関連規定に基づき、国家インターネット情報弁公室は2025年7月31日にNVIDIAを聴取し、同社が中国で販売する演算チップ「H20」の脆弱性および「バックドア」の問題について説明を求めるとともに、関連する証明資料の提出を求めたという。
今年4月、米政府はNVIDIAの「H20」の対中輸出を一時停止した。同社のジェンスン・ファン(黄仁勲)最高経営責任者(CEO)は7月の訪中時に、「中国市場への『H20』販売が再び認可された」と発表している。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年8月1日
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