中国7月の倉庫業指数50.1% 大口商品の倉庫貯蔵ニーズ回復

人民網日本語版 2025年08月08日15:07

今年7月の中国の倉庫業指数は50.1%となり、景気不景気のボーダーラインとなる50%を超える水準を維持し、9か月連続の景気拡大局面となった。前月比では0.9ポイント低下したが、倉庫業は全体として良好な運営状況を維持していることが、中国物流調達連合会への取材で分かった。人民日報が伝えた。

新規受注指数は前月比1.6ポイント低下の50%だった。高温多雨の天候の影響で消費ニーズが抑制され、屋外での施工に支障が出たことなどにより、在庫水準が上昇し、倉庫業の新規受注の伸びが鈍化した。品目別に見ると、「過度競争」の是正といった政策の誘導と後押しを受け、大口商品の倉庫貯蔵ニーズが回復上昇した。特に非鉄金属、化学工業製品などの新規受注指数の上昇傾向が明らかで、上昇率は50%を上回った。

同連合会の専門家によると、短期的に見ると、8月には天候要因が引き続き倉庫業の運営に影響を及ぼすだろう。雨季が終わるのに伴い、継続的な消費喚起やビジネス環境の最適化といった政策に支えられて、倉庫業は引き続き良好な運営状況を維持することが期待されるという。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年8月8日

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