中国北方エリアは長袖長ズボン、南方エリアは半袖半ズボンの天気に
中国ではここ数日、北方エリアでは長袖長ズボンに、南方エリアでは半袖半ズボンという天気になっている。
中国の華北エリアや東北エリアなどでは、寒気が流れ込み、曇りや雨となった影響で、気温がぐんと下がっており、今月8日午後には多くの地域で、気温が10度を少し上回る程度にまで下がった。一部のネットユーザーは、「タンスから綿入れやダウンジャケットを引っ張り出した」とするほどの肌寒さになっている。
一方、南方エリアでは亜熱帯高圧帯の影響で、天然の「暖房」状態が続いているだけでなく、一部の地域では気温が35度以上の猛暑日となるほどで、エアコンなしでは過ごせない天気となっている。
今後数日間にわたり、北方と南方エリアの気温差が大きい状態が続きそうだ。
南方エリアでは、残暑が厳しい状態が続き、厳しい暑さとなりそうだ。特に江南エリアや華南エリアの広範囲では、高気温になると予想されている。残暑が特に厳しくなるのは、江西省及びその周辺地域で、今後7日間、猛暑日の日数が5-7日に達し、湖南省東部や江西省中・北部、浙江省西部などでは、最高気温が37-39度に達すると予想されている。10月のこの時期にこれほどの暑さになるのは珍しく、真夏に逆戻りしたような天気になりそうだ。
一方、北方エリアを見ると、9日には、西北エリアや華北エリア、東北エリア、黄淮エリア北部などの広範囲で、気温が今年の立秋(8月7日)以降で最も低くなると予想されている。華北エリア中部の一部の地域では、この時期では珍しく、寒い天気となり、例えば、河北省石家荘市の9日の最高気温は11度までしか上がらない予想となっている。10月上旬としては異例の気温の低さで、初冬となる例年の11月上旬並みの気温となりそうだ。
例年であれば、華北エリアでは10月になると、空が高く、すっきりと晴れ渡る天気になることが多く、曇りや雨、大雨が続くことはほとんどない。華北エリアでは、気温が下がると同時に、曇りや雨の天気が続き、南方エリアの秋や冬の特徴となる気温が低いのに湿度は高いという状態を体感することになりそうだ。
ただ、北方エリアでは11日には気温がまた少しずつ上がり、例年通りになる見込みだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年10月9日
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