洪水災害から驚異の復活を遂げた「村超」--中国を支える力

人民網日本語版 2025年10月13日13:40

中国サッカースーパーリーグのCSLならぬ「農村サッカースーパーリーグ(村超)」で一躍有名になった貴州省黔東南苗(ミャオ)族侗(トン)族自治州榕江県は今年6月24日と28日に、2回にわたって深刻な洪水に襲われ、県城(県庁所在地)の3分の2が浸水する被害となり、「村超」の開催も一時停止を余儀なくされた。

しかしそのわずか1ヶ月後、同県では「村超」が瞬く間に復活を果たした。

「村超」はなぜこれほど早く復活することができたのだろうか?

それは、どこかに困難があれば、四方八方から支援が来るという「一方有難、八方支援」の言葉の通り、中国全土から約200チーム以上の救援隊と数万人の支援者が駆け付け、9000万元(1元は約21.2円)の寄付と7000件以上の支援物資が寄せられたからだ。被災から7時間後には主要道路の交通が再開し、7日後には水道・電気・通信といったライフラインが復旧し、12日後には土砂の撤去を完了した。

つまり、「衆心城を成す」ことで「中国の速度」を成し遂げ、困難に立ち向かうことが「中国の支える力」となっているのだ。

どれほど激しい風雨であっても、「中流の砥柱」を揺るがすことはできない。こうした支える力が多くの人々の暮らしを守っているのだ。そしてその賞賛は、細い路地で土砂の撤去に奮闘した武装警察の馬東昇氏にとどまらず、洪水災害の第一線で奮闘したすべての人民解放軍の兵士たちに捧げられるべきであり、さらには危機的状況にも身を挺して立ち向かう全ての中国人に捧げられるべきだろう。

「人民網日本語版」2025年10月13日

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