日本の青年教育関係者代表団が中国を訪問

人民網日本語版 2025年12月12日13:45

中国人民対外友好協会の招待を受け、日本の24都道府県の小中高校の若手教員からなる青年教育関係者代表団のメンバー55人が9月21日から27日まで、北京市、湖南省、上海市などを訪れた。

中日教育者座談会会場の様子。

中日教育者座談会会場の様子。

訪中期間中、代表団は北京市月壇中学、長沙ハイテク区雷鋒新城実験小学校、湖南師範大学附属中学博才実験中学を相次いで訪問して交流し、公開授業を見学して、教員の授業の進め方などに耳を傾けたほか、人工知能(AI)やビッグデータ分析などの技術が基礎教育をどのようにサポートするかという実践例に対する理解を深めた。中日教育者座談会において、代表団は北京市の各区から集まった若手教員29人と共に教育理念、教授法、学生の心と体の健康といった共通の関心事について踏み込んだ意見交換を行った。また、中国宋慶齢青少年科学技術文化交流センターや長沙市青少年宮などの施設を見学し、新時代の中国で青少年の資質向上のための教育が勢いよく発展している状況を目の当たりにした。それ以外にも居庸関の万里の長城や岳麓書院なども見学し、中国の悠久の歴史と優れた伝統文化を深く理解した。

絞り染めの中国伝統技法「扎染」を体験する日本青年教育関係者代表団のメンバー。

絞り染めの中国伝統技法「扎染」を体験する日本青年教育関係者代表団のメンバー。

公開授業を見学する日本青年教育関係者代表団のメンバー。

公開授業を見学する日本青年教育関係者代表団のメンバー。

中国人民対外友好協会は9月23日に北京で代表団の歓迎会を開催。出席した同協会の袁敏道副会長はあいさつの中で、「中日友好の根幹は民間にあり、両国国民の友好の未来は若い世代に託されている。代表団が中国の同業者と互いに学び合い、参考にし合い、友情を育むことを願う。今後は新時代の中日友好のためにがんばる若者を一人でも多く育て、中日関係の健全で安定した発展を維持し、両国国民の幸福を持続的に増進するために貢献してほしい」と述べた。

代表団の団長を務めた大正大学の牧野篤教授は、自身が40年前に中国に留学した時の経験を振り返りながら、「このたびの訪問の重要な意味と責任ある使命を深く感じている。代表団のメンバーが今回の訪問を通じて中国の教育や社会などへの総合的な理解を深めることを願うとともに、訪問の成果をこれからの教育実践の中に生かし、両国の教育交流を強化し、日中友好を促進するために力を注いでほしいと思う」と述べた。

代表団のメンバーは、「今回の訪中を通じて見聞を広め、中国の悠久の歴史と文化、先進的な教育理念と教学環境、新時代の経済社会の発展に対する全面的な認識を深め、中国の同業者との間で理解を深めたことは、人生の宝物になった。これから中国の同業者と共に、日中友好を志す若者を一人でも多く育成し、日中友好の種を一緒にまいていきたい」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2025年12月12日

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