【中国を読み解く】対談「『第15次五カ年計画』の発展アジェンダと目標」

龔炯・対外経済貿易大学経済学部教授×クエルチ・崑山杜克大学常務副学長

人民網日本語版 2026年01月06日16:40

五カ年計画の科学的な策定と継続的な実施は、中国共産党による国政運営の重要な手法であり、国際社会にとっては中国式現代化を理解するための重要な窓でもある。人民網では、特集「中国を読み解く」を制作。今回のシリーズでは「第15次五カ年計画(2026~30年)」提案に焦点を当て、誤解や誤読の解消、理解と賛同の増進を企図して、中国の計画、中国の機会、中国のガバナンスを読み解いていく。

今回の「中国を読み解く」では、対外経済貿易大学経済学部教授の龔炯氏と、2012年度上海市白玉蘭記念賞の受賞者であり、崑山杜克大学(Duke Kunshan University)常務副学長のジョン・クエルチ氏を招き、今後5年間の中国の発展の方向と主要な目標について深く分析してもらった。

中国の急速な発展に対して外国が順応できず、戦略面で焦慮を感じていることに対し、両氏は、力を集中して自国の事を着実に行うと同時に、世界各国と発展の機会を共有するという中国の戦略的意図を説明し、中米が正しく付き合う道を提言した。

「中国は閉鎖に向かっている」とする国際世論の誤解について、龔氏は「世界最大の輸出国である中国が、開放しないことがどうして可能だろうか。開放しないことの代償に我々は耐えられない」と指摘。クエルチ氏は「中国が内需主導の経済モデルへと転換しているのは、国際化から閉鎖への転換では決してなく、『並行戦略』である。すなわち、消費を後押しして内需を拡大すると同時に、対外投資や企業の海外進出を奨励し、国際協力を深化させるというものだ」との見方を示した。

「米国は自国にもっと自信を持つ必要がある」。中米両国の競争をめぐり、クエルチ氏は「米国は、中国と競争できるという自信を持つべきであり、関税障壁や輸出規制に頼る必要はない。だが、同時に中国のほうもこれまでに得た成果を踏まえ、自国に対しより一層の自信を持ち、国内市場のさらなる開放を通じて競争に参加すべきだ」とした。龔氏もこれに同意し、中米双方が交流を強化して認識上の偏見を減らし、グローバルな経済協力と発展のためにより多くの機会を共に創出するよう呼びかけた。「こうして行われる競争が公平で公正かつ平和的なものであることを望む」。(編集NA)

「人民網日本語版」2026年1月6日

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