「後払いOK」「早起き割引」「こっそりチャージ」 中国各地の大学食堂、様々な形で経済的に困難な学生を支援

人民網日本語版 2026年09月23日16:00

安徽省の阜陽師範大学の学食の出した「まず食べて、経済的な状況が好転したら払ってください」という心温まる通知がネットで話題を集めた。ここ数年、中国の多くの大学が1日3回の食事の中に学生への配慮を示すようになっている。江蘇省の南通大学は早起きの学生に向けて、6時半までに温かい朝食をわずか1元で提供している。また福建省の厦門(アモイ)大学や安徽省の中国科学技術大学などは食堂の消費ビッグデータに基づいて「目に見えない資金援助」を行い、申請不要で、学生のキャンパスカードにこっそり補助金を振り込んでいる。食べてから支払うという温かな配慮から、格安の定食メニューという全ての学生に優しいサービスまで、さらにはビッグデータの力を借りた無言のサポートまで、各大学は資金援助やサービスのスタイルを絶えず革新して、学生が衣食に困らないようサポートしながらも、彼らの尊厳を守り、また学食を大学の温かさに触れる重要な窓口にしている。

「後払いで食事OK」、安徽省の大学食堂の張り紙が話題に

安徽省の阜陽師範大学・西湖キャンパスの食堂の料理を受け取る各窓口の目立つ位置に最近貼られた、「今、困難に直面している学生は、後払いで食事できます。経済的な状況が好転したら払ってください。親御さんの代わりにあなたを見守ります」という赤い張り紙が最近、注目を集め、高く評価する声が次々寄せられている。

このような心温まる支援は、食堂のスタッフが普段、学生たちの様子をよく観察していることがきっかけで打ち出された。2万人以上の教員や学生に食事を提供する日常業務の中で、スタッフは一時的に経済的に困窮し、食事もままならない学生がいるほか、食堂カードを忘れたり、スマホの電池がなくなったりして、食事の料金が払えないという新入生もいることに目を留めた。

そのため、新学期から食堂は、「後払いで食事」という心温まるサービスを打ち出した。記録や証明書を残す必要はなく、公表されることもなく、学生はスタッフに声を掛けるだけで、後払いで食事をすることができる。

早起きは三文の徳?南通大学が早起きの学生応援キャンペーン

あるネットユーザーの書き込みによると、江蘇省の南通大学の食堂が1元(1元は約23.5円)と2元の朝食という心温まるキャンペーンを打ち出している。ポスターを見ると、「心温まる朝食」は毎朝6時半まで提供されている。1元のセットの内容は、野菜入り包子(中華まんじゅう)1個、饅頭(マントウ)1個、ゆで卵1個、豆乳1杯、2元のセットは肉入り包子1個、野菜入り包子1個、ゆで卵1個、豆乳1杯となっている。

南通大学のある職員によると、大学の3つのキャンパスの食堂すべてで「心温まる朝食」を毎朝6時半まで提供している。これは学生を応援するためのキャンペーンで、今後も継続して実施されるという。経済的に困窮している学生だけが対象ではなく、朝早く起きた学生及び図書館に向かう学生も購入できるという。

早起きの学生を応援する朝食は、お腹だけでなく、心も温めている。

経済的に困窮している学生を「こっそり支援」 厦門大学

「○○さん、こんにちは!キャンパスカードの消費データと統計の分析の結果、最近、あなたの食事量が少ないですよ!」、「9—12月の食費補助金が学校の共通カードに紐づけされている銀行口座に振り込まれています。確認してください」。これらは最近、福建省厦門(アモイ)市にある厦門大学の学生が受け取った、学校から送られたショートメッセージの内容だ。学生の呉さんによると、この心温まる「こっそり支援」は、ショートメッセージが送信される前に、振り込まれていたという。

学生自身が申請する必要がなく、補助金が直接チャージされ、朝起きると、カードの残金が数百元増えている。そんな「こっそり支援」は、本当に支援を必要としている学生を、正確に見極めて実施されている。

厦門大学が、食費補助金の支給を始めたのは2024年の秋学期からで、他の高等教育機関の経験とノウハウを参考にして、同校の学生支援管理センターが情報・ネットワークセンターと共同で、ビッグデータを利用して学生の校内食堂における利用状況を分析し、支援の基準に達している経済的に困窮している学生を高精度で割り出している。

「人民網日本語版」2026年9月23日

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