パンダ債の人気の理由は? 2026年発行額はすでに2400億元超

人民網日本語版 2026年09月24日10:31

(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)

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データによると、9月17日現在、2026年のパンダ債(海外機関が中国本土市場で発行する人民元建て債券)の発行規模は前年同期比81%増の2400億元(1元は約23.5円)を超え、発行件数は同65%増の135件に上った。

まず、パンダ債発行体の構成を見ると、今年に入ってから、純海外資本発行体の占める割合が目立って上昇しており、主にソブリン債の発行体が増加した。スロベニア、パキスタン、カザフスタン、インドネシアが初めてパンダ債を発行した。このほか、ブラジル財務省が中国にパンダ債発行の申請書を提出しており、中南米諸国として初めてソブリン債のパンダ債を発行すると見られている。

海外の金融機関も相次いでパンダ債発行体となっている。ドイツ銀行は年初以来の累計発行額が90億元に達した。フランスのクレディ・アグリコルは発行額が60億元に上り、7年物を初めて発行した。同じくフランスのBNPパリバは今年2回発行しており、累計発行額が110億元に達した。

また、8月にはスイスのUBSグループが20億元の5年物パンダ債を発行し、スイスの金融機関として初めて中国でパンダ債を発行し、応募倍率は3倍を超えた。

多くの国際機関もパンダ債を通じた資金調達を選択している。

パンダ債の人気の理由は何か。

人民元建ての資金調達コストが比較的低い水準にあることが、パンダ債の発行額が過去最高を更新している主な要因だ。

中国銀河証券のチーフエコノミストの章俊氏は、「海外の大手銀行が発行するパンダ債の利率は大体1.7%から2.2%の間だが、米ドル建て債券市場で同額の資金を調達しようとすれば利率は4.5~5.5%になる。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに転換するのにともなって、パンダ債の利率の優位性がさらに顕著になるだろう」と述べた。

次に、パンダ債の購入者(投資家)について見ると、資産の安全性が高く、収益が安定していることから、投資家のパンダ債購入意欲は非常に高く、一部のパンダ債は発行規模に対して応募倍率が5倍以上にもなる。中国人民銀行(中央銀行)の鄒瀾副総裁は、「パンダ債は中国国内の投資家に高く評価されている。海外の機関投資家はパンダ債の発行体をより詳しく知っているため、なおのことパンダ債を主要な投資商品ととらえている。2026年上半期には、パンダ債の累計取引額が同49%増の3426億元に達し、パンダ債取引に参加する機関は前年比599機関増の2493機関となった」と述べた。

このほか、中国金融市場の対外開放が秩序よく進み、「債券通」のような大陸部と香港特別行政区の債券市場を結ぶ相互接続メカニズムが絶えず開拓され高度化を遂げ、人民元の中国内外での流通がより一層スムーズになるにつれて、海外機関の間でパンダ債の購入意欲・保有意欲がますます高まっていることも要因の一つとなっている。(編集KS)

「人民網日本語版」2026年9月24日

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