中国の船外活動用宇宙服、総合技術で国際先進水準に

人民網日本語版 2026年10月09日13:47

中国の船外活動用宇宙服は現在、総合技術において国際先進水準に達していることがこのほど、中国宇宙飛行士科学研究訓練センターへの取材で分かった。また、有人月面着陸宇宙服「望宇」の開発も順調に進んでおり、すでに数十項目の重要技術を確立した。科技日報が伝えた。

有人月面着陸宇宙服「望宇」

有人月面着陸宇宙服「望宇」

同センターの張万欣氏は、天津市で同日に開催された第1回宇宙医学工学大会で、「望宇は、将来の有人月面着陸ミッションの需要に対応するもので、複雑な月面活動への要求と極限環境の課題に焦点を当て、軽量化、小型化、高い安全性と信頼性を目標としており、月面の複雑な環境下での船外活動に確実な保証を提供する」と説明。

張氏によると、中国は宇宙ステーション計画の開始以来、船外活動用宇宙服の技術力を大幅に向上させてきた。同センターは、中国で初めて、地上と宇宙の連携による検証から軌道上での運用までを網羅した宇宙ステーション用船外活動服の研究開発体制を確立した。また、高効率な人間・宇宙服の一体化支援、長寿命・高信頼性を備えた船外活動服の防護・生命維持、複雑な宇宙環境における情報伝送と高信頼性のリアルタイム情報処理システム、地上と宇宙を一体化した船外活動服の健康状態評価などの重要技術を確立した。

また、中国が独自に開発した船外活動服「飛天」は、宇宙飛行士による1回の船外活動時間として世界記録となる9時間を支えた。また、1着の船外活動服を軌道上で4年間にわたり使用し、計20回の船外活動を実現した。これまでに、宇宙ステーションで計27回の船外活動を成功裏に支えている。

船外活動用宇宙服は、宇宙飛行士が宇宙空間で船外活動を行う際の中核的な装備であり、船外活動中の生命の安全と効率的な作業を保証するものだ。その開発には幅広い学問分野の知識が必要で、技術も複雑なため、現在、世界で船外活動用宇宙服を独自に開発できる国はごく少数にとどまっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年10月9日

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