西蔵自治区でM7.0の地震 地表断裂の高精細ドローン映像を初めて取得、震源断層を特定
西蔵自治区那曲(ナクチュ)市巴青(バチェン)県で10月22日夜に発生したマグニチュード7.0の地震について、このほど、地表断裂の高精細ドローン映像データが初めて取得されたことが、中国地震局への取材で分かった。地表断裂帯という大地の「カルテ」を手掛かりに、地震観測システムは、現地と後方支援拠点による追跡調査と研究分析を通じて、巴青県で発生したマグニチュード7.0の地震の震源断層を特定した。中国新聞網が伝えた。

西蔵自治区巴青県で発生したマグニチュード7.0の地震による地表断裂の高精細ドローン映像。画像提供:中国地震局
中国地震災害防御センターの専門家によると、地震が発生すると、地下の岩層が突然ずれてしまう。このずれが地表まで達すると、地面に裂け目が生じる。これが地震による地表断裂帯だ。これは地震波による揺れでできた亀裂ではなく、震源断層が地表に現れることで直接生じた、地面の「傷口」だ。この地表断裂帯を発見すれば、どの断層帯が地震を引き起こしたのか、また、どのようなずれ方をしたのかを突き止めることができる。
このため、地表断裂帯は地震発生現場での緊急対応において、最も重要かつ直接的な証拠となる。これに基づいて震源断層を直接判定し、震度が最も大きかった地域の範囲を確定できるほか、震度の評価、災害の査定、再建地の選定にも極めて重要な科学的根拠を提供できる。

西蔵自治区巴青県で発生したマグニチュード7.0の地震による地表断裂。画像提供:中国地震局
現地での追跡調査とドローン測量を実施するとともに、後方支援拠点で夜を徹して作成・公表された「西蔵自治区巴青県マグニチュード7.0地震の震央付近の地震構造図」と照合・検証した結果、今回の地震の震源断層は、北北方向に延びる瑪如(マールー)郷断層帯と判定された。震源断層が明らかになったことで、断層の走向、破壊の特徴、余震の分布、災害の分布についても分析の基準点が定まった。「巴青県マグニチュード7.0地震の地表断裂帯分布図」も速やかに作成された。これは、今後の被害査定、再建地の選定、活動断層を避けた土地利用に向けて、貴重な一次科学資料となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年10月29日
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