中国の国の教育ローンの最高貸付額が引き上げ、利率は引き下げ

人民網日本語版 2023年09月25日15:49

中国教育部(省)など4当局はこのほど、国の教育ローン政策を整備・調整することを発表。学生一人につき毎年申請できる貸付額が4000元引き上げられた。また、利率は30ベーシスポイント引き下げられた。人民日報が報じた。

全日制の普通学部・専科(短大に相当)のうち、第二学士学位と高等職業学校の学生、予科生を含む学生一人につき申請できる貸付額は1万2000元(1元は約20.3円)までから、1万6000元にまで、全日制の大学院生については1万6000元から2万元にまで引き上げられた。国の教育ローンの利率は、同じ時期、同じランクのローンプライムレート(LPR)より30ベーシスポイント低くするから、60ベーシスポイント低くするに調整された。

新政策実施後に、教育ローンを申請する学生は、新たな政策に基づいて申請することができる。また、実施前に申請していたとしても、今年申請した、または契約をした学生の場合、実際の状況に合わせて、新たな貸付額の範囲内で、申請取扱い銀行において、貸付額の増額を申請できる。

1999年から実施が始まった中国の国の教育ローン政策は、これまでもたびたび整備されてきた。2022年末の時点で、支援額は合わせて4000億元以上に達し、学生2000万人以上が利用してきた。そして、経済的に困難な家庭の学生が大学を卒業できるようサポートし、教育の公平性を促進してきた。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年9月25日

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