＜企画＞1-9月の経済情勢に関するデータを発表　中国

「中国はこのほど、関連データを発表し、2023年1-9月の経済情勢に関して報告した。」

▷消費市場の運営状況

9月の社会消費財小売総額は前年同期比5.5％増の3兆9826億元。うち自動車を除く消費財小売総額は同5.9％増の3兆5443億元。

1-9月の社会消費財小売総額は同6.8％増の34兆2107億元。うち自動車を除く消費財小売総額は同7.0％増の30兆7270億元。

▷対外貿易の状況

中国の9月の輸出入総額は前年同月比0.7％減の3兆7400億元だったが、規模では月間における今年の最高を更新した。営業日の差などの影響を除くと、9月の輸出入額は同0.9％増だった。

中国の第1-3四半期（1-9月）の輸出入総額は同0.2％減と微減の30兆8000億元。うち輸出額は同0.6％増の17兆6000億元、輸入額は同1.2％減の13兆2000億元。

▷外資導入の状況

今年第1-3四半期（1-9月）の中国の実行ベース外資導入額は前年同期比8.4％減の9199億7000万元、全国で新たに設立された外資系企業は同32.4％増の3万7814社となった。

業界別に見ると、同期の製造業の実行ベース外資導入額は同2.4％増の2624億1000万元、そのうちハイテク製造業は同12.8％増、医療機器・設備及び医療用各種計器類の製造業は同37.1％増、電子及び通信設備製造業は同21.5％増となった。

国別の成長率を見ると、同期のフランスから中国への外資導入額が同121.7％増でトップ、2位は英国で同116.9％増、3位はカナダの同109.2％増となった。

▷対外投資の状況

今年1-9月期、中国の対外投資は増加し続けた。対外非金融分野直接投資は前年同期比18.7％増の6731億4000万元に達した。米ドルに換算すると959億6000万ドルで、同11.8％増だった。うち、中国企業の対「一帯一路（the Belt and Road）」共同建設参加国の非金融分野直接投資は同27.7％増の1647億1000万元だった。米ドルに換算すると234億8000万ドルで、同20.3％増だった。

同期、対外請負プロジェクトの完成工事高は同8.2％増の7648億2000万元だった。新規契約額は同1.5%増の9862億8000万元だった。うち、中国企業が「一帯一路」共同建設参加国で請負ったプロジェクトの完成工事高は同10.1%増の6285億3000万元だった。新規契約額は同2.6%増の8187億7000万元だった。

▷関連データ

■1-9月のGDPが前年比5.2％増

速報値の計算では、1-9月期の国内総生産（GDP）は91兆3027億元（1元は約20.5円）に達し、不変価格で計算すると前年同期比5.2％増加した。第3四半期（7-9月）のGDPは同4.9％増、前月比1.3％増だった。（編集JZ）

■1-9月の人民元越境収支規模が39兆元に

2023年1-9月の人民元の越境収支の規模は前年同期比23％増の39兆元（1元は約20.5円）に達し、人民元は中国が国境を越えて収支で使用される第一の通貨になった。

「人民網日本語版」2023年10月27日