北京国際科学技術産業博覧会が開幕　国内外から800以上の企業・機関が出展

5月8日、第27回北京科博会で時速350キロの復興号高速列車の自動運転シミュレーターを体験する来場者

第27回中国北京国際科学技術産業博覧会（以下「北京科博会」）が8日に開幕し、国内外から800以上の企業や機関が出展している。中国新聞網が伝えた。

今回のテーマは「科学技術による牽引 未来を創造」で、最先端技術、新興産業、未来産業に焦点を当て、展示会、貿易投資促進イベント、オンライン展示・マッチングの3つの主要セクションを設置。展示総面積は約5万平方メートルで、600以上の初公開・初開発製品が、情報技術、スマート製造、医薬・健康、グリーン・低炭素、デジタル経済、地域イノベーションの6つの専門展示エリアで展示されている。

今回の北京科博会では、ロシア、フランス、日本、ASEANなどからの出展業者が集まり、会場内ではAIの要素が随所に見られ、「AI+医療」「AI+教育」「AI+金融」などが注目を集めている。

技術成果を展示する一方、出展企業や機関は北京科博会でさらなる協力の機会を模索している。香港貿易発展局の展示ブースの責任者は「北京科博会のプラットフォームを活用し、香港地区が国際科学技術イノベーションセンターとしての中核的機能をアピールするとともに、InnoEX（香港国際イノベーション・テクノロジー展示会）などの科学技術分野の展示会を紹介したい。世界の科学技術イノベーション分野との幅広い協力により、イノベーション資源共有の架け橋を築きたい」と語った。

北京科博会は1998年に創設され、中国初の科学技術をテーマとした大型国際交流展示会で、これまで26回開催されてきた。今年は北京市人民政府が主催し、5月11日まで開催される。（編集SC）

「人民網日本語版」2025年5月9日