北京市、600平方キロのハイレベル自動運転モデルエリアが完成
北京市が建設した世界初の「車・道路・クラウド統合」ハイレベル自動運転モデルエリアは、実証効果で中国全土をリードしていることが16日、2025年「活力中国リサーチ活動」北京市テーマ取材イベントで分かった。現在すでに経済開発区、通州区、順義区の計600平方キロメートルのモデルエリアの建設を完了し、市全体で統一されたクラウド制御基盤プラットフォームが構築され、800台以上の各種自動運転車の運用に対応している。
16日、北京市中関村新興産業先端技術研究院の構内で自動運転バスを体験する人々。撮影・王紫儒
北京市科学技術委員会および中関村管理委員会双新センターの関係責任者は、「北京市は自動運転分野の発展が早く、車・道路・クラウド統合による誘導、完成車メーカーのスマートトランスフォーメーション、中核部品のブレイクスルーなどの面で一定の基盤と優位性を備えている。北京の自動車メーカーはスマート化レベルでリードしている。24年の中国のレベル2の自動運転機能を搭載した乗用車の普及率は57.3%に達した。北京市重点企業の小米(シャオミ)汽車や理想汽車などは、全車種でレベル2の運転支援機能を搭載しており、エンドツーエンドの大規模AIモデルの応用を実現し、スマート化レベルで全国をリードしている」と説明した。
同責任者はさらに、「北京はチップやソフトウェア産業で体系的な優位性を形成している。地平線(Horizon Robotics)は24年に、独自ブランドの運転支援ソリューション市場においてシェアトップを達成。芯馳科技(SemiDrive)のコックピットSoCチップ『X9』は現在の世界主流のコックピットプラットフォームに匹敵。馭勢科技(UISEE)の運転支援ドメインコントローラーの国産化率は84%に達し、すでに無人配送など複数の分野で小規模な応用が実施されている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年6月17日
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