「LABUBU」のブレイクきっかけに中国発アートトイが世界中で爆発的人気に

人民網日本語版 2025年07月30日16:36

大きな目、ウサギのような耳、9本のギザギザの歯が特徴の中国発のキャラクターグッズ「LABUBU(ラブブ)」が今、世界で爆発的人気となっている。海外では、店に並ぶと同時に売切れたり、新しいショップがオープンすると長蛇の列ができたりするほどのフィーバーぶりとなっている。

ラブブを打ち出したアートトイブランド「POP MART(ポップマート)」を含めた中国のアートトイ産業は今年上半期(1-6月)、爆発的成長を遂げた。統計によると、6月末の時点で、上半期に企業登記されたアートトイ関連企業の数は前年同期比41.08%増となった。また、中国最大のアートトイ生産拠点である広東省東莞市では、多くの企業が上半期に注文が殺到する状況となった。

国潮山海経文化産業(広東)有限公司の呉巧媚ブランドマーケティングディレクターは、「上半期、中国の伝統要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド『国潮』系の玩具の事業が急成長段階に入ったと実感した。各月の売上高が1000万-2000万元(1元は約20.6円)に達した。アートトイや玩具、ぬいぐるみがヒット商品となり、市場全体を押し上げている」と説明する。

販売数が激増したほか、今年に入ってから、アートトイには新たな消費の動向も見られる。

EC大手の京東傘下ネットスーパー「京東超市」の玩具仕入れ・販売担当の陶麗嫻氏は、「今年上半期、ぬいぐるみチャームの販売数は前年同期比164%増となり、ぬいぐるみの中では、前年同期比で伸びが最も大きな商品となった。ラブブを例にすると、購入者のうち男性が4割以上を占め、アートトイの購入者は女性がメインという局面が打破された」と説明する。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年7月30日

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