習近平国家主席がグローバル・ガバナンス・イニシアティブを打ち出す

人民網日本語版 2025年09月02日11:27

「上海協力機構プラス」会議が1日、天津梅江コンベンション&エキシビションセンターで開催され、習近平国家主席が議長を務め、重要な演説を行った。

習主席は「グローバル・ガバナンス・イニシアティブを打ち出し、各国と共に、より公正かつ合理的なグローバル・ガバナンス体制の構築を後押しし、手を携えて人類運命共同体へと邁進していきたい」と表明し、以下の点を提唱した。

(1)主権平等の遂行。国の大小、強弱、貧富を問わず、グローバル・ガバナンスにおける全ての国々の平等な関与・決定・受益を堅持する。国際関係の民主化を推進し、発展途上国の代表権と発言権を高める。

(2)国際的な法の支配の遵守。国連憲章の趣旨と原則など、広く認められた国際関係の基本準則を全面的に、十分に、完全に遵守し、国際法と国際ルールの平等かつ統一的な適用を確保する。ダブルスタンダードを行わず、少数の国々の「ルール」を他国に押し付けない。

(3)多国間主義の実践。「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う」というグローバル・ガバナンス観を堅持し、団結と協力を強化し、一国主義に反対し、国連の地位と権威を断固として守り、グローバル・ガバナンスにおける国連の代替不能な重要な役割をしっかりと発揮する。

(4)人間本位の提唱。グローバル・ガバナンス体制を改革・整備し、各国の人々によるグローバル・ガバナンスへの共同関与と成果共有を確保し、人類社会の直面する共通の課題により良く対処し、南北間の発展格差をより良く埋め、世界各国の共通利益をより良く守る。

(5)行動の重視。体系的計画と全体的推進を堅持し、グローバルな行動を総合的に調整し、各方面の資源を十分に動員し、目に見える成果をより多く生み出し、実務協力によって、ガバナンスの遅滞や断片化を防ぐ。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年9月2日

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