3日の軍事パレードに中国の無人・スマート装備が「爆発的に」登場
ロシア・ウクライナ紛争からイラン・イスラエル対立に至るまで、ドローン、無人車両、無人艇といった無人スマート装備は、かつてない勢いとスピードで現代戦の形態を変えつつある。
3日の軍事パレードでは、多数の無人と対無人装備が初めて集中展示され、中国の関連分野における実力と成果が示された。
新型ドローン:編隊を組みステルス攻撃 忠実な僚機(ロイヤル・ウィングマン)として協同作戦
強力な研究開発力と全産業チェーンの優位性を背景に、中国の軍用ドローンは満を持して登場し、今回の軍事パレードで「爆発的に」登場した。複数の新型ドローンが世界の軍事界の注目を集めた。
機体背面の空気取り入れ口、大きく後退した主翼、垂直尾翼のない設計など、ステルス性と敵陣突破性能を重視した全体的なデザインに加え、新型ドローンの機体も著しく大型化している。軍事専門家によれば、これらは有人戦闘機と連携できるだけでなく、単独または編隊を組んで偵察・攻撃任務を遂行することも可能だという。
地上無人装備:防空・対戦車で突撃 偵察・障害除去・前線輸送
地上無人装備を搭載した軍用車両部隊が進行すると、複数の現役地上無人装備がベールを脱いだ。
無人戦車は機関銃や対戦車ミサイルを装備し、強力な火力・機動性・戦場認識能力を備える。
無人作業車は劣悪な環境下で整地・掘削・障害物除去を行える。
無人輸送車とドローンは「名コンビ」として、空中偵察と地上機動を完璧に融合させている。
四足歩行ロボット(ロボット犬)は兵士と協力して前線偵察や物資運搬などの任務を遂行できる。
対ドローン装備:レーザー・マイクロ波で目に見えない攻撃 弾砲一体で強力迎撃
戦場に浸透する敵ドローンに対し、中国軍は包括的な対応策を披露した。
新型車載レーザー兵器は瞬時に目標を撃破でき、高出力マイクロ波兵器も目に見えない形で敵を無力化し、大量侵攻するドローン群の迎撃に特に適している。
弾砲一体型兵器は速射砲と防空ミサイルを備え、「取りこぼし」を効果的に撃墜できる。
これらの兵器は単独での機動作戦が可能なだけでなく、協同して緻密な防空網を編み上げることもできる。
海上無人装備:高速機動の戦闘 水中での隠密潜航
白・灰色・青の海軍迷彩をまとった新型無人艇は、一連の注目されるステルス設計を採用している。凸多面体形状の外観、角張った上部構造、電波吸収体や隠蔽アンテナ・レーダーの搭載など、いずれも赤外線・視覚・音響特性を低減することを目的としている。
さらに、大型魚雷にそっくりの無人潜水機は、水中で隠密任務を遂行できる。
(編集KS)
「人民網日本語版」2025年9月5日
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