世界初の国連持続可能な開発目標に貢献する大規模言語モデルが発表

人民網日本語版 2025年09月16日13:50

持続可能な開発ビッグデータ国際研究センターはこのほど、「霊息・持続可能な開発目標大規模言語モデル」を正式に発表した。これは世界初の国連持続可能な開発目標(SDGs)に貢献する大規模言語モデルであり、最先端のAI(人工知能)技術を活用して、持続可能な開発研究におけるデータ統合、知識抽出、意思決定支援といった課題を解決し、研究者と政策決定者の作業様式を抜本的に変革することを目指している。科技日報が伝えた。

同モデルの中核機能には、スマートデータ分析とSDGs進展予測がある。文献レビュー、指標分析、報告書作成、3次元インタラクション、スマートナラティブの5つの知的エージェントを備え、AI技術によるSDGs達成の面で先導的な一歩を踏み出した。

例えば、包括的な持続可能な開発研究報告書を作成する場合、研究者はかつて世界中の膨大なデータベースや学術論文を対象に数か月かけて困難な情報収集作業を強いられていた。それに対し、今では、研究者が自然言語による対話でニーズを示すだけで、文献レビューの知的エージェントが世界の膨大な多言語学術資源を並行検索し、インテリジェントな並べ替え、相互検証、出典追跡を経て、2万字に及ぶ構造的に完備し、引用精度90%超の高品質なレビュー報告を自動生成できる。これにより、従来数か月を要した文献調査作業は数分に短縮され、研究の生産性が大幅に向上している。

中国科学院院士で持続可能な開発ビッグデータ国際研究センター長の郭華東氏は、「この大規模言語モデルの運用開始は、世界の持続可能な開発ガバナンスに新しいタイプのインフラを提供している。これは単なる効率の向上ではなく、研究パラダイムそのものの革命であり、世界的な『データの洪水』を科学的意思決定を支える『スマートな泉』へと昇華させ、『データ』から『知識』へ、さらに『意思決定』へとつなぐ完璧な循環を実現した」と語った。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年9月16日

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