大型水陸両用機AG600「鯤竜」、野外環境での初の取水・放水訓練を実施
人民網日本語版 2025年10月30日16:14

大型消火・水上救難用水陸両用機AG600「鯤竜」がこのほど、秋季防災配備期間中に吉林省吉林市の松花湖水域で、初めて野外環境下での取水・放水訓練を無事完了したことが29日、中国航空工業集団への取材で分かった。湖北省荊門市の漳河水上試験飛行拠点以外で取水・放水任務を行うのは今回が初めてとなる。科技日報が伝えた。
野外環境下での取水・放水は、AG600の全システムに対する包括的な検証だ。今回の訓練では、AG600は白山市の長白山空港から離陸し、約190キロメートル飛行して松花湖水域に到着後、速やかに作業状態に入り、取水および放水の一連の訓練を実施した。AG600には「取水・放水」と「注水・放水」という2種類の典型的な運用モードがあり、空港で12トンの水を注入して目標地に放水した後、連続して9回の取水・放水を行うことができる。総放水量は120トンに達し、放水範囲の降水量は大雨以上のレベルで、面積は4万平方メートルを超える。
現在までに、AG600の量産初号機3機が生産・試験飛行を終えており、年内にユーザーへの引き渡しが予定されている。(編集ES)
「人民網日本語版」2025年10月30日
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