「クレヨンしんちゃん」など日本映画の中国公開が延期
人民網日本語版 2025年11月18日13:28
中国で日本映画2本の公開が延期されることになった。今回公開が延期されたのは、「映画クレヨンしんちゃん 超華麗! 灼熱のカスカベダンサーズ」と「はたらく細胞」の2本。映画輸入配給会社に確認したところ、日本映画の中国市場における総合的なパフォーマンスや中国の観客の感情を評価したうえで、慎重に今回の調整・決定を下したという。

中国では今月14日、日本のアニメーション映画「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が公開された。「鬼滅の刃」は中国でもファンが非常に多いため、その興行収入は好調なスタートを切っていた。しかし、日本の高市早苗首相の誤った発言が中国の人々の強い不満を引き起こしており、高市首相発言の悪影響を受け、同映画の興行収入は公開3日目から急降下し、市場における人気は急落している。同映画の5日目の興行収入は約2000万元(1元は約21.8円)にまで落ち込んだと見られている。

こうした背景を踏まえ、間もなく公開される予定だった日本映画について、関連の輸入配給会社は、「日本首相の挑発的発言は、日本映画を見る時の中国人の感情に必ず影響を与える。そのため、市場のルールを遵守し、人々の意向を尊重し、公開を延期した」と説明している。
今月16日の時点で、中国大陸部の今年の映画興行収入は455億4300万元に達し、世界で2番目に大きな映画市場の座をキープしている。そのうちの402億9800万元は中国国産映画で、全体の88.48%を占めている。中国国産映画の年間興行収入が400億元の大台を突破したのは、今年が3度目となる。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年11月18日
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