中国の新エネルギー路線バス、ビシュケク市民の日常に定着
8月下旬のキルギスの首都ビシュケクは、正午になるとまだ少し暑く感じる。市民のアイラットさんは、市中心部の商業施設前でバスを待っていた。数台のバスが通り過ぎても乗らなかったが、電動バスが停留所に入ってくると乗り込んだ。「急いでいないので、エアコンのあるバスを待つことにした。そのほうが快適だから」と話す。中国新聞網が伝えた。
アイラットさんが待っていたのは、中国の安凱客車がビシュケクに輸出した120台のEV路線バスのうちの1台だ。2025年8月、ビシュケク市電動・天然ガスバスサービスセンターが正式に稼働を開始し、同年9月下旬から、これらの車両が順次、市内のバス路線で運行を開始した。
現地の一部の車両のように、車体の屋根にガス貯蔵装置を「背負った」天然ガスバスと比べ、この新エネルギー路線バスは流線型のデザインで、非常に現代的な印象を与える。車体にはキルギス語、中国語、ロシア語、英語の4言語で「上海協力機構(SCO)首脳会議・ビシュケク―2026」の文字とロゴが装飾されている。首脳会議の期間中、一部の車両は交通輸送の支援に参加する。

近日、キルギスのビシュケクで、商業施設前の道路を走行する新エネルギー路線バス(左)と天然ガスバス(右)。撮影・単璐
午後になると、広大なバスターミナル内では、数台の電動バスが充電スタンドのそばに整然と停車し、充電していた。
トロリーバスの運転歴約24年のベレク・オロズベコフさんは、現在ではトロリーポールのない新エネルギー路線バスを運転している。同氏は、「1回の充電で基本的に1日の運行を賄うことができる。以前は架線に制約されていて、何か問題が起きても迂回するのが難しかった。今はすぐにルートを変更できる」と述べる。

近日、キルギスのビシュケクで、サービスセンターで充電する新エネルギー路線バス。撮影・単璐
キルギス側の技術責任者、クネシュ・トルバヤエフ氏は、「この電動バスが運行を始めたばかりのころ、多くの市民から『トロリーバスも電気で走るのに、なぜ交換するのか』と聞かれた。当初は、両者の違いを皆さんに説明していた。車両が運行されるようになると、疑問は徐々になくなった。内は冬は暖かく、夏は涼しいため、乗客も運転手も高く評価している」と言う。
2024年8月、車両が到着する前に、安凱客車の海外サービス担当者である張勇氏が初めてビシュケクを訪れ、運行場所を視察し、充電設備や修理工場などの関連施設の建設準備を行った。走行の安全性を高めるように、現地の道路状況、気候、車両の使用特性に合わせ、張氏が所属する中国側チームは車両の制御プログラムを現地向けに調整した。車両の運行開始後も、中国側のサービス担当者は交代で現地に駐在し、契約した技術サービス期間中、運転手の訓練、故障対応、ソフトウェアのアップグレードなどを担当している。
張氏は、「現在、ビシュケクの8本の主要バス路線すべてで、私たちの電動バスが走っている。街中を走る姿を見ると、とても誇らしい気持ちになる」と語る。(編集YF)
「人民網日本語版」2026年8月31日
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