中国全土で「便利な15分生活圏」質向上・高度化を推進

人民網日本語版 2026年10月27日15:12

中国の90%以上の地級市(省と県の中間にある行政単位)以上の都市が今年、現地の状況に合わせた「便利な15分生活圏」の建設を推進している。各地は、住民のニーズを確認したうえで措置を講じ、質を確実に向上させ、コミュニティの住民向けのサービスを最適化すると同時に、住宅地付近の新たな消費シーンを充実させ、住民がより快適で便利な生活を送ることができるよう取り組んでいる。

「便利な15分生活圏」の試行地となっている地域は今年、コミュニティの「高齢者と子ども」向けサービスのウィークポイント補完に尽力している。湖南省長沙県は、長年使われていないオフィス用物件を住民の共有スペースにリノベーションし、児童向けの読書イベントや美術イベントなどを定期的に開催し、子供たちが学校以外でも充実した時間を過ごせるよう取り組んでいる。また、天津市は、リーズナブルな価格の食事提供サービスや食事を家まで届けるサービスを打ち出し、高齢者の食事をめぐる難題解決に取り組んでいる。

北京の方荘街道(エリア)に設置された「銀髪金街」には、医療・リハビリ・高齢者ケアを融合したサービスや文化体験といった多数の業態が集まっている。取材したところ、このエリアの全てのリニューアルプロジェクトは、住民のニーズに合わせて実施されていた。リニューアル実施前に、職員が周辺の住民を対象にアンケートを実施し、8000人以上から集められた意見を分析して、住民が解決を最も望んでいる問題に絞って、リニューアルを実施したという。

住民向けサービスの質向上やアップデートが進むにつれて、コミュニティの消費シーンも多様化している。湖北省武漢市は、特色あふれる町内サービスセンターを建設し、スポーツ・健康、文化体験といった多数の業態を呼び込み、住民の日常の消費、レクリエーション、交流といった日常的なニーズをワンストップ型で満たしている。浙江省長興県は、住民が自宅近くでグルメを楽しむことができるマーケットを設置。周辺の住民が中国各地のグルメを楽しむことができ、コミュニティで温かみのある暮らしができるようになっている。

「便利な15分生活圏」事業は現在、中国全域で推進されつつある。今年9月の時点で、中国全土で「便利な15分生活圏」が9500ヶ所以上作り上げられ、コミュニティの住民1億9000万人以上にサービスが提供されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年10月27日

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