中国の若者が「ゴブリングライダー」を自作 空飛ぶスケボーで峡谷をすり抜ける!

人民網日本語版 2026年10月28日13:51

男性が「空飛ぶスケボー」を操って山や谷の間を自由自在に移動している動画が最近、ネット上の話題をさらっている。その男性は、湖北省巴東県の宋興宇さん(26)。自作の「空飛ぶスケボー」に乗り、同県の巴人河景勝地の上空を飛び回る宋さんの姿に、ネットユーザーから「中国人は本当に空を飛べる!」と驚く声が続々と寄せられている。

飛行中の宋興宇さん。画像は「@神奇阿宇Ayu」から

飛行中の宋興宇さん。画像は「@神奇阿宇Ayu」から

飛行中の宋興宇さん。画像は「@神奇阿宇Ayu」から

この「空飛ぶスケボー」は、SF映画に出て来るような近未来感を漂わせている。山間部で生まれ育った宋さんは、「空を飛ぶ」という夢を叶えるために、何年もストイックに開発を続けたという。

自作の「空飛ぶスケボー」に乗る宋興宇さん

自作の「空飛ぶスケボー」に乗る宋興宇さん

宋さんは木工職人の家系に生まれた。父方と母方の祖父や父親が木工職人で、宋さんは子どもの頃、他の子供のようにはしゃいで遊びまわるよりも、一人で何かを作ることに没頭することが多かったという。家庭は決して裕福ではなく、玩具を買ってもらえなかった。そのため、ナイフを使って割り箸を丁寧に削って組み立て、翌日には階段やバルコニー、屋上がある2階建ての家の模型を作り上げたこともあったという。

笑顔を見せる宋興宇さん。

笑顔を見せる宋興宇さん。

子供の頃に母親が拾ってきたおもちゃの飛行機を、宋さんは20年近く大事にしてきた。そのおもちゃの飛行機がきっかけで、「飛びたい」という夢の種が宋さんの心に植え付けられた。

宋興宇さんが「空を飛びたい」という夢を抱くきっかけとなったおもちゃの飛行機

宋興宇さんが「空を飛びたい」という夢を抱くきっかけとなったおもちゃの飛行機

夢の実現のためにお金を貯めた宋さんは、ドローンに目を向けた。しかし、完成品のドローンを買うお金はなかったため、自作することに。プロペラの回転が安定するようになるまで、試験飛行を繰り返し、何度も失敗し、試行錯誤し、パラメータを何度もチェックし、構造を改善した。

子供の頃から「スパイダーマン」が大好きという宋さんは今年、それに登場する悪役・グリーンゴブリンが乗っていたグライダーを自作することを決めた。初代グライダーには、ターボジェットエンジンを5台搭載。大人3人を持ち上げる推進力があったものの、初めて組み立てテストを行ったところ、燃料パイプや電気回路が全て焼えてしまい、失敗に終わった。その後、電動推進に変え、2ヶ月かけて2.0バージョンが完成。グライダーにハイパワーブラシレスパワートレイン10台を搭載し、ピーク電流は2000アンペア。最大で大人4人を持ち上げることができる推進力を実現した。

飛行デモンストレーションを行う宋興宇さん

飛行デモンストレーションを行う宋興宇さん

初めて飛行テストをした時は、地上から20センチ浮かぶところから始め、空中浮揚、平行移動、回転が安定してできることを確認してから、より高く、より遠くへ飛ぶようにしたという。そして今年10月、宋さんの夢がついに叶った。生まれ故郷の巴東県を代表する景勝地でテスト飛行に成功。巴人河景勝地で低空飛行にチャレンジして成功し、その様子を捉えた動画をアップすると、ネット上で注目の的となった。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年10月28日

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