九路寨風景区は保康県の南西の辺境に位置し、歇馬・馬良の二つの郷鎮をまたぎ、宜昌・興山などの県・市と接する。県城から128キロ離れ、標高は平均約1200メートル、最高1426メートルに達し、戦口河、唐坪河、南門河、覇王河、鑼鼓寨河などの6本の河川に囲まれている。保護区の面積は約170平方キロメートルで、計画されている建設面積は約90平方キロメートルに達し、華中地区では珍しい格式の高い大型生態旅行区だ。
同旅行区内は独特な風景と豊富な自然資源を持ち、原始的な自然環境をとどめている。専門家はその自然資源の特徴を、変わった形をした岩、広々とした原生林、壮観な渓谷・滝とした。スポットは100ヶ所以上に達し、そのうち特品級資源は5ヶ所、優良級資源は34ヶ所に達する。最も代表的なスポットには、黄龍洞、象鼻山、仏祖望瀑、柳簸坪、鑼鼓寨河などがあり、非常に貴重な自然遺産だ。九路寨は中華人民共和国初の武漢市市長となった呉徳峰の故居の所在地でもある。解放前の大土豪であった孫秀章は自然の要害を利用し、長期的にここを根拠地とした。9本の曲がりくねった道が九路寨を巡り、「一夫関にあたれば万夫も開くなし」の険しい風景が広がり、独特かつ濃厚な人文民族風情があふれている。
2009年、武漢三特索道集団股フェン有限公司が10億元を投じ、九路寨生態旅行区を開発した。九路寨の雄大で美しい景色の特長と保存状態の良好な自然環境を十分に活用し、ロープウェイ、森林のトレッキング、マイカー旅行、野外高級ホテル、キャンプ地、渓谷観光、滝観賞、川下り、洞窟探検、沢登りなどの観光商品を開発した。森林旅行をテーマとし、レジャーホテルを基礎とし、リラックスと健康を目的にした、湖北省の「一江両山」(長江三峡、武当山、神農架)の中心的な花園、華中地区で最も自然旅行の概念が豊富な山水の村を建設した。また三峡ダムと神農架風景区を結ぶレジャーセンター、マイカー観光客、ミドル・ハイエンド観光客の集まる地となった。将来的には健康を中心とする大荆山生態レジャー観光目的地を建設し、湖北省の伝統的な観光をレジャー旅行に発展させる突破口とし、「一江両山」を結ぶ観光客が集まる地、自然旅行センターにする計画で、現在1期プロジェクトの建設工事が急ピッチで進められている。
「人民網日本語版」2013年12月
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