成都軍区、北京軍区、空軍、第二砲兵部隊、武装警察の将兵1万人近くが5日午前1時までに被災状況の深刻な3県13郷・鎮に到着し、生存者の捜索・救出と負傷者の搬送に全力を挙げている。
人民日報公式微博(ウェイボー)によると、8月3日に発生した雲南魯甸地震の善後処理作業チームは5日から、地震で犠牲となった人々の遺族に対し、1人につき2万元(約33万2千円)の見舞金の発給を開始した。
雲南省昭通市では4日、武装警察雲南総隊曲靖支隊の兵士200人以上が被災地に到着した。
地震翌日の4日、雲南省魯甸県の震源地近くの竜頭山鎮では、ケガをした母親に寄り添う子どもの姿が見られた。
雲南省昭通市魯甸(ろでん)県で3日午後4時半にマグニチュード(M)6.5の地震が発生。震源の深さが12キロと浅かったほか、被災地は人口が密集し、家屋の耐震性が低かったため、被害が拡大している。今の時点で、死者398人、負傷者1801人が確認されている。同省でM6.5以上の地震が発生するのは、姚安県で2000年1月15日に発生して以来14年ぶり。人民網が報じた。
雲南省昭通市魯甸県で3日午後に発生した大規模な地震は、数多くの生命や財産を奪った。救援作業は全面的に実施されているが、難題が山積みで前途多難な状況にある。新華網が報じた。
地震の震源地にある竜頭山旧市街は全ての古い建築物がほぼ全壊して廃墟と化した。1949年に建築された竜頭山供銷社の3階建て木造家屋だけが唯一、小さな被害だけで済んだ。当時1階部分で眠っていた子ども2人は無事だった。